“モンスター”のエンジンが再び動き始めている。
現地時間7月25日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、敵地で行なわれたミネソタ・ツインズ戦に「2番・DH」で先発出場すると、2対2の同点の6回に勝ち越しとなる今季35号ソロ本塁打を叩き込んだ。最終的に6対2で勝利し、大谷の一発が決勝打にもなっている。
【動画】確信の一発! 大谷が"お目覚め"の特大35号ホームラン!
大谷は前半戦を圧倒的MVPたる成績で折り返し、オールスターではHRダービーに加えて本戦でも二刀流で出場するなどフル稼働。しかし、疲労が影響したのか、球宴後最初の6試合は27打席で14三振、打率.167、1本塁打と振るわず、7月23日のゲームは休養にあてるため41試合ぶりの欠場をしていた。
これが功を奏したか、翌24日は2本の二塁打と大谷らしいパワーを発揮すると、25日の試合では飛距離414フィート(約126.2メートル)、打球速度112.6マイル(約181.2キロ)の、自身も確信する完璧な一発を放って見せた。もっとも、この試合のハイライトは8回にもあった。
エンジェルスが3対2と1点リードで迎えた8回、2死三塁の場面で大谷に4打席目が回ると、ツインズベンチは申告敬遠を指示して歩かせたのだった。すると、ターゲット・フィールドに詰めかけたツインズファンからブーイングが飛び交ったのだ。
作戦としては当然とも言えるなかで、ツインズのTV放送局も思わず「おいおいブーイングが聞こえるぞ。珍しい光景だ」と笑いながら、「当然ですね、みんな彼(大谷)のプレーが見たいんですよ」と、大谷の1打席を“損”したファンに同情していた。
たた、天才プレーヤーもさすがのファンサービスを見せる。すかさず、この直後に今季13個目の盗塁を決めて、スピード面でも相手ファンを沸かせた。この大谷の活躍でエンジェルスは49勝49敗と勝率5割に戻し、明日からホームスタンドへ帰って来る。その初戦、先発マウンドに上がるのは他でもない大谷だ。ホームラン後に勝ち星も手にするのか、注目したい。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】世界が驚嘆する偉才・大谷翔平のキャリアを厳選ショットで一挙公開!花巻東、日ハム、エンジェルスでの活躍を振り返る
現地時間7月25日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、敵地で行なわれたミネソタ・ツインズ戦に「2番・DH」で先発出場すると、2対2の同点の6回に勝ち越しとなる今季35号ソロ本塁打を叩き込んだ。最終的に6対2で勝利し、大谷の一発が決勝打にもなっている。
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大谷は前半戦を圧倒的MVPたる成績で折り返し、オールスターではHRダービーに加えて本戦でも二刀流で出場するなどフル稼働。しかし、疲労が影響したのか、球宴後最初の6試合は27打席で14三振、打率.167、1本塁打と振るわず、7月23日のゲームは休養にあてるため41試合ぶりの欠場をしていた。
これが功を奏したか、翌24日は2本の二塁打と大谷らしいパワーを発揮すると、25日の試合では飛距離414フィート(約126.2メートル)、打球速度112.6マイル(約181.2キロ)の、自身も確信する完璧な一発を放って見せた。もっとも、この試合のハイライトは8回にもあった。
エンジェルスが3対2と1点リードで迎えた8回、2死三塁の場面で大谷に4打席目が回ると、ツインズベンチは申告敬遠を指示して歩かせたのだった。すると、ターゲット・フィールドに詰めかけたツインズファンからブーイングが飛び交ったのだ。
作戦としては当然とも言えるなかで、ツインズのTV放送局も思わず「おいおいブーイングが聞こえるぞ。珍しい光景だ」と笑いながら、「当然ですね、みんな彼(大谷)のプレーが見たいんですよ」と、大谷の1打席を“損”したファンに同情していた。
たた、天才プレーヤーもさすがのファンサービスを見せる。すかさず、この直後に今季13個目の盗塁を決めて、スピード面でも相手ファンを沸かせた。この大谷の活躍でエンジェルスは49勝49敗と勝率5割に戻し、明日からホームスタンドへ帰って来る。その初戦、先発マウンドに上がるのは他でもない大谷だ。ホームラン後に勝ち星も手にするのか、注目したい。
構成●THE DIGEST編集部
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