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MLB

「もう戦わなくていい」休養効果で復調の大谷翔平に敵将も脱帽!ブーイングを受けた申告敬遠は「偉大な選手にやること」

THE DIGEST編集部

2021.07.26

大谷(左)との勝負を避け、ブーイングも浴びたバルデッリ監督(右)。その采配に至った理由も明かしている。(C)Getty Images

大谷(左)との勝負を避け、ブーイングも浴びたバルデッリ監督(右)。その采配に至った理由も明かしている。(C)Getty Images

「今シーズンもう対戦しなくていいからホッとしているよ」

 現地時間7月25日に行なわれたロサンゼルス・エンジェルス戦後、ミネソタ・ツインズのロッコ・バルデッリ監督は、大谷翔平についてそう語った。
【動画】確信の一発! 大谷が"お目覚め"の特大35号ホームラン!

 この試合における大谷の存在感は圧倒的だった。2対2の同点で迎えた6回に、飛距離414フィート(約126.2メートル)、打球速度112.6マイル(約181.2キロ)の、自身も確信する完璧な35号アーチを放ったのだ。

 球宴後最初の6試合は27打席で14三振、打率.167、1本塁打と振るわず。一部の米メディアでは“スランプ”も指摘された。しかし、大谷は7月23日のゲームを休養にあてるため41試合ぶりに欠場すると、これで息を吹き返した。翌24日からの2試合で7打数4安打(長打3本)1本塁打と持ち前のパワーを発揮したのだ。

 その驚異的な打棒を目の当たりにし、ツインズ首脳陣は勝負を避けるしかなかった。エンジェルスが3対2と1点リードで迎えた8回、2死三塁の場面で第4打席に立った大谷にベンチが申告敬遠を指示して歩かせたのだ。
 
 偉才の打撃を見られずに、ホームのファンからもブーイングが飛んだ。しかし、敬遠を指示した指揮官からすれば、当然の策だった。試合後の会見でバルデッリ監督は、「彼は偉大な選手だ」と明かした。

「あれは偉大な選手に対して誰もがやる事だ。彼がチームの勝利のために貢献しようが、我々が敬遠して彼を出塁させることになろうが、いずれにせよ、オオタニは今後もチームの勝利のために大いに活躍していくことに変わりはないと思うよ」

 いまだメジャー全体のホームラン王争いでトップに君臨する大谷。現地時間7月26日に先発登板予定となっている天才プレーヤーは、復調気味の打撃のように、ピッチングでも出色のパフォーマンスを見せつけられるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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