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「たった15分間でこれだけのことを」大谷翔平、“初回”の投打の活躍に現地メディア驚愕!41年ぶりの快挙も達成

THE DIGEST編集部

2021.07.27

“リアル二刀流”で初回から躍動。大記録も樹立するなど、球界も驚きを隠しきれない。(C)Getty Images

“リアル二刀流”で初回から躍動。大記録も樹立するなど、球界も驚きを隠しきれない。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地時間7月26日、本拠地で行われているコロラド・ロッキーズ戦に「2番・投手」の“リアル二刀流”で先発。今季の活躍は誰もがご存知の通りだが、この日の初回に“魅せた”圧巻のパフォーマンスには、現地メディアも口をあんぐりするしかなかったようだ。では、大谷の初回を振り返ろう。

【投手】
・先頭打者をあり得ない変化のスライダーで空振り三振
・初回を無失点
【打者】
・バットを折られながら先制タイムリー
・14個目の盗塁
・2点目のホームイン

【動画】なんだこの変化は!? 大谷が“魔球”スライダーで衝撃の三振を奪う!
 
 たった1イニング、大谷がフィールドで見せたパフォーマンスだけでもこれだけである。まずマウンドでは、左打者のひざ元をえぐる驚きの変化を見せたスライダーで空振り三振を奪うと、3番にヒットを許したものの無失点に抑える。

 そして復調傾向のあるバッティングでは、無死二塁のチャンスで最初の打席を迎えると、カウント3-1から相手のシンカーにバットを折られながら、さすがのパワーでセンター前まで打球を運ぶ先制タイムリー。さらに直後には今季14個目の盗塁を決めると、4番のジャレッド・ウォルシュの一打で2点目のホームを踏んだ。

 文字情報だけでもにわかに信じられないことを、現実で成し遂げた天才ベースボール・プレーヤーに対し、『FOX Sports MLB 』は初回の投打の活躍を箇条書きしながら、「みなさんは、わずか15分間でこれだけのことをしたことがありますか?」と仰天。MLB公式サイトも同じように初回を振り返り、「ショウヘイ・オオタニは一人ですべてをやっている」と最敬礼した。

 さらに、ア・リーグ球場で投手が安打+打点+盗塁を記録するのは、通算226勝を挙げたキューバ人右腕ルイス・ティアン以来41年ぶりの快挙だったという。改めて言うが、大谷はこれを初回だけで成し遂げた。4回を投げて無失点に抑えており、今季5勝目にも期待がかかる。そして、他にどれだけのレコードを作るのかにも注目が集まっている。

構成●THE DIGEST編集部

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