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MLB

「オオタニを早く降ろして、リリーフを打てばいい」アスレティックス名将が明かした投手・大谷翔平の"攻略法”

THE DIGEST編集部

2021.07.20

アスレティックスの名将メルビン監督(左)が明かした

アスレティックスの名将メルビン監督(左)が明かした"大谷攻略法"。それは大谷自身ではなく……。(C)Getty Images

 納得の戦い方、と言えるのではないか。

 現地時間7月19日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、敵地で行なわれたオークランド・アスレティックス戦に「2番・投手」で先発出場。打っては3回の第2打席に二塁打、投げては6回を被安打3、無失点1四球8奪三振の好投を見せた。しかし、大谷がマウンドを降りた直後にブルペン陣が3ランを浴びるなど、エンジェルスは1対4で敗戦している。

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 現地記者も憤慨ものの、何度も見たエンジェルス投手陣の“誤算”だったわけだが、対するアスレティックス陣営からすれば「狙い通り」だったと言える。試合後、指揮官であるボブ・メルビンが語った言葉が、まさにそれを証明している。

 大谷のパフォーマンについて訊かれたメルビン監督は、「オオタニは好投してマウンドを降りたね。素晴らしいボールだった」と称賛。しかしその一方で、「我々は彼を少し疲れさせることもできたんだ」ともコメントした。
 実際、大谷は6回を無失点に抑えたが96球を投じさせられている。四球は一つのみも、フルカウントにもつれたのが3度あり、5球以上投げた打席が12回と、相手に粘られたシーンもあった。そしてこれが、アスレティックスの“狙い”だった。

 最優秀監督賞3回の名将は言う。「試合前にみんなに話したんだ。必ずしもオオタニを打ち負かす必要はないぞ、ってね。『オオタニを早くマウンドから降ろせばいい、そうすればリリーフを打てばいいんだから』」

 粘って大谷の球数を増やし、早く降板させる。そうすれば、防御率4.73が30球団中23位に沈む弱点のエンジェルス投手陣との対戦になる。100マイル超の速球と球界最高のスプリッター、切れ味鋭いスライダーを投げる大谷から打つのと、平凡なピッチャーだらけのブルペン陣。どうちらが与しやすいか。答えは明白だ。そして有言実行。アスレティックスは大谷降板後のリリーフを打ち込んで白星を手にしたのだ。

 味方が敵になる――。投手・大谷翔平の攻略法は、大谷自身ではないところにあるようだ。おそらく今後もこうした戦い方をするチームが出てくるだろう。しかし現状、エンジェルスの事態を急変させてくれるような存在はいない。であるならば、大谷がさらに無理をすることになり、コンディション面で一層難しくなるという悪循環が想定される。

 エンジェルスのペナントレースだけでなく、大谷の今後を占う意味でも、ブルペン整備が本当に求められているのは間違いない。

構成●THE DIGEST編集部

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