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「凄みを言い表すのは不可能」!? 大谷翔平に期待されるのは“神様”ルースが103年前に作った偉業の達成だ

THE DIGEST編集部

2021.07.28

投打で目に見える結果を残し続けている大谷。そのパフォーマンスから期待されるのは、“神超え”だ。(C)Getty Images

 規格外の存在に世界が夢中になっている――。そう言っても過言ではないほど、今季の大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)のプレーはケタ違いだ。

 メジャー4年目を迎えた27歳のサムライは、打っては両リーグトップの35本塁打を放ち、投げては渡米後最多となる5勝を記録。強烈な負荷のかかる戦いを強いられる現代野球で、二刀流を続けながら個人タイトルも争っているのだ。この事実だけでも、その異質さを十分に推し量れるだろう。
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 無論、現地メディアでオオタニ・フィーバーが収まる気配はない。現地時間7月26日に行なわれたコロラド・ロッキーズ戦で、打っては4打数1安打1打点を記録し、投げても7回1失点5奪三振をマークした大谷に、米放送局『NBC Sports』は、次のように褒めちぎった。

「我々も何と言っていいかわからない。2021年シーズンにおけるオオタニの凄さは、どれだけ誇張しても表現しきれない。彼の凄みを言い表すのは不可能に近い。なんというか、ただ特別。彼は特別だと言うほかにない」
 
 シビアな目を持つ米メディアでも「特別だ」と男が、仮に怪我なくシーズンを終えることができれば、浮かび上がってくるのは、驚異的な数字の数々だ。とりわけバッティングは年間60本塁打、122打点、長打数99という異次元と言っても過言ではない成績が想定されている。

 さらに大谷は"神超え"も期待される。今季二桁勝利をマークすれば、1918年にベーブ・ルースが作った「二桁勝利・二桁本塁打(ルースは13勝、11本塁打)」の偉業に並ぶ。これを本塁打王のタイトルとともに達成すれば、「オオタニは史上最高」(元ニューヨーク・ヤンキース投手、C.C.サバシア)という評価への異論は少なくなるはずだ。

 時代を超え、米球界で神格化されたレジェンドに大谷が肩を並べる日は訪れるのか。その一挙手一投足から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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