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「バリー・ボンズ以来の数字だ……」大谷翔平、球団史上初の7月で36号到達!エンジェルスは大差で敗れる

SLUGGER編集部

2021.07.28

まさに打った瞬間スタンドインだと分かる特大の当たりに、大谷も思わず打球の方向を見上げた。(C)Getty Images

 現地時間7月27日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地で行なわれたコロラド・ロッキーズ戦に「2番・DH」で先発出場。5回の第3打席で今季36号となる2ランを放った。

 この日の試合はロッキーズの猛攻もあって一方的な展開となり、5回までに0対10とエンジェルスは大差をつけられてしまう。さらに、ロッキーズ先発が苦手の左腕からのスライダーを得意とするオースティン・ゴンバーだったこともあり、大谷は最初の2打席で相次いで凡退。さらに2死三塁で迎えた第3打席も徹底してアウトローへのスライダーで攻められ、カウント1-2にまで追い込まれる。
 
 だが、6球目。ゴンバーのスライダーが真ん中に入る絶好球となり、大谷はこれを見逃さずに強振。打った瞬間にそれと分かる"確信歩き"の打球はライトスタンドへ吸い込まれ、大差に鬱屈としていたエンジェルスファンを一転して狂喜乱舞させた。

 この一発は、飛距離およそ141メートルの"特大弾"。1シーズンで140メートル弾を3本以上放ったのは、スタットキャストで計測が始まった2015年以降では4人目の快挙。これで本塁打率は9.42となったが、これは2004年に373打数で45本塁打を放ったバリー・ボンズ(8.29)以降では最も高い数値という。7月中に36号を放ったのは、エンジェルスでは史上初だ。

 7回の第4打席は2死一、三塁の好機で迎えたものの、ロッキーズの2番手ジャスティン・ローレンスは慎重すぎる投球で、結局フルカウントからの四球。9回に無死一、二塁で回ってきた打席でも空振り三振に倒れ、チームも3対12の大差で敗れた。 

構成●SLUGGER編集部

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