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侍ジャパン

「勇敢なドミニカを失望させた」劇的サヨナラ勝ちの侍ジャパンに中南米メディアも脱帽!「日本人は目覚めた」【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.07.28

土壇場で訪れたチャンスで千両役者ぶりを発揮した坂本。その勝負強さに海外メディアも驚嘆している。(C)Getty Images

土壇場で訪れたチャンスで千両役者ぶりを発揮した坂本。その勝負強さに海外メディアも驚嘆している。(C)Getty Images

 37年ぶりの金メダル奪取へ。野球日本代表が、ドラマティックな白星スタートを飾った。

 7月28日に行なわれた東京五輪の男子野球の1次リーグ初戦は、稲葉篤紀監督が率いる侍ジャパンが、ドミニカ共和国から4対3の劇的なサヨナラ勝ちを収めた。

 0対0で迎えた7回表に2点を先制され、その裏に1点を返したものの、さらに9回表にも1点を加点された日本。だが、敗色濃厚となった9回裏に底力を見せた。ドミニカ共和国の抑えを務めたハイロ・アセンシオを攻め立て、村上宗隆(ヤクルト)のタイムリーで1点を返すと、1死一、三塁から甲斐拓也(ソフトバンク)がスクイズを決めて同点。続く山田哲人(ヤクルト)がヒットで続いて満塁とし、坂本勇人(巨人)がセンターの頭上を越えるサヨナラヒットを放って初戦を飾った。

 集中打でチャンスを作って劇的な勝利を掴み取り、ホスト国としての意地を見せた彼らには、海外メディアからも高い評価が集まっている。中南米の情報を発信している『Prensa Latina』は、「9回の結末はエキサイティングだった」と記し、「日本はテツト・ヤマダとハヤト・サカモトの痛快な一打によってドラマを演出し、勇敢なるドミニカを失望させた」と最終回を振り返った。
 
 また、スイスのニュースサイト『Swissinfo』のラテン版は、「日本は終盤になって意地を見せ、ドミニカを打ち負かした」とマッチサマリーを展開した。

「グスタボ・ヌニェスのチーム3点目となるタイムリーで試合は終わったかに思われたが、物語は終わっていなかった。日本人は最後の攻撃で目覚めたのである。テツト・ヤマダが得点チャンスを拡大させ、長年に渡って彼らの主軸であるハヤト・サカモトがセンターオーバーの一打で決めた」

 苦しみながらも何とか勝利をもぎ取った稲葉ジャパン。31日には、今大会の優勝候補の一角とも目されているメキシコと対戦する。

構成●THE DIGEST編集部

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