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球界激震!シャーザー&ターナーがドジャースへ! パドレス入り濃厚から一転

THE DIGEST編集部

2021.07.30

球界最強投手の一角シャーザー(左)と俊足好打の遊撃手ターナー(右)が世界一チームに移籍へ。(C)Getty Images

 メジャーリーグらしい、球界を騒然とさせる超大型トレードが成立した。

 ロサンゼルス・ドジャースは、ワシントン・ナショナルズからサイ・ヤング賞3回のマックス・シャーザーと今季球宴選出を果たした俊足好打の遊撃手トレイ・ターナーの獲得を発表した。ドジャースからは捕手屈指の有望株キーバート・ルイーズ、豪腕ジョシュア・グレイら4名が交換要員となった。

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 2019年に世界一となったナショナルズだが、昨季は地区最下位、今季も苦しい戦いが続いており、今オフにFAとなるシャーザー放出の可能性は以前から取り沙汰されていた。その中で現地時間29日、サンディエゴ・パドレスがシャーザー獲得に近づいているとの報道があり、ダルビッシュ有も目の絵文字を使って驚きを表現していた。

 その中で一転、ドジャースが2018年の盗塁王でもあるターナーもセットで一気に獲得。昨季の世界一チームは資金力だけでなくファーム組織の充実度も球界屈指であり、MLB公式の有望株ランキング全体41位のルイーズ、42位のグレイらを差し出すことで成立にこぎつけた形だ。

 そのシャーザーは37歳を迎えても本格派として一流の成績を残しており、この日の"ラスト登板"を6回1失点の勝利投手で飾り、白星を置きみやげにワシントンDCを去った。球団初の世界一、シーズン2回のノーヒットノーラン、1試合20奪三振、サイ・ヤング賞2回など数えきれない功績を残した男に、ナショナルズファンはSNSなどで感謝を綴っている。

 一方のターナーは新型コロナ陽性反応で休養中。ドジャースには同じく大型遊撃手のコリー・シーガーもおり、移籍後にセカンドへ移る見込みだ。世界一チームに欠けたスピードをもたらし、2年連続の頂点へのブーストになるだろう。

構成●THE DIGEST編集部
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