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MLB

「投手を彼に求めるのはキツイ」“現役最強”シャーザーが大谷翔平の球宴での起用法に難色「本当に信じがたい」

THE DIGEST編集部

2021.07.13

ナ・リーグ先発のシャーザー(左)が“二刀流”として出場する大谷(右)について語った。(C)Getty Images

ナ・リーグ先発のシャーザー(左)が“二刀流”として出場する大谷(右)について語った。(C)Getty Images

 MLBオールスター・ゲームが、現地7月13日、クアーズ・フィールドで開催される。開幕を翌日に控えた12日、MLBは両チームのスタメンを発表した。

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 大谷翔平(エンジェルス)は「1番・指名打者」と同時に、先発登板に組み込まれた。本来「先発投手」と「指名打者」は同一の選手が認められていないが、今回特別ルールが設けられ、27歳は初のオールスターに投打で参戦することになった。

 日本人投手が先発マウンドに上がるのは、1995年の野茂英雄以来26年ぶり2人目。1番でスタメン出場する日本人野手は、2010年のイチロー以来2人目と、日本人としても久しぶりのスタメン出場だ。

 12日のホームラン・ダービーにも参加した27歳は1回戦で姿を消したが、対戦相手のホアン・ソト(ナショナルズ)と激闘を繰り広げ、イベントを盛り上げた。今シーズン疲れ知らずの活躍をみせていた大谷だが、敗戦直後は「疲れました。こんなに疲れたのは、それこそシーズン中でも一度もなかった」と口にするほど疲弊した姿をカメラの前にさらけ出していた。
 
 そんな大谷は、球宴で“現役最強”との呼び声が高いナショナルズの右腕マックス・シャーザーと投げ合う予定だ。36歳のベテランは、ホームラン・ダービーと球宴の仕事量を鑑み、「控えめに言って、投手をやることを彼の体に求めるのはキツイ。間違いなくその厳しさについて語れるよ」と“二刀流”起用に難色を示した。

 DH制のないナ・リーグでプレーするシャーザーは、今季30打数無安打だ。打撃に苦しむ投手は、「“二刀流”で投げながらヒットを打つことは本当に信じがたい」と目を丸くする。

 前半戦は投打ともに好調で数々の偉業を成し遂げた大谷。決して容易いことではないが、夢の舞台で“二刀流”の高いパフォーマンスを期待するファンは多いようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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