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「彼ほど“金”を欲しがる者はいない」冬季五輪メダリストの米代表内野手が優勝に意欲!「やり残したことがある」

THE DIGEST編集部

2021.08.01

ソチ五輪にも出場した米国代表アルバレス。わずかに届かなかった金メダルへの雪辱に燃える。 (C) Getty Images

 7月31日にメキシコを7-4で破り、1次リーグ2連勝とした侍ジャパン。8月2日の準々決勝で対戦する米国代表には、金メダルへ並々ならぬ情熱を燃やす、異色の経歴の持ち主がいる。2番を打ち、セカンドを守るエディ・アルバレスだ。

 アルバレスは、2014年ソチ五輪のスピードスケート銀メダリスト。大会後にスケートを離れ、その夏にホワイトソックスとマイナー契約を結んだ。昨年8月にはマーリンズで念願のメジャーデビューを果たし、今回、東京行きの切符をつかんだ。
 
 4種目に出場したソチ大会では、メダル獲得は一種目のみ。期待された金メダルへ僅か0.3秒差でたどり着かなかったアルバレスは、頂点への執念を隠そうとしない。米スポーツ専門メディア『ESPN』は、2度目の五輪に挑む彼の意気込みを紹介した。
 
「わたしにはやり残したことがある。金メダルの2度目のチャンスが来ることは考えられなかったが、今はそれが起こっている。この機会を無駄にするつもりはないし、私の周りには同じ情熱を持った仲間もいる」

 7年越しのリベンジの機会を歓迎するとともに、チームメイトへの信頼も強調したアルバレス。日本などのライバル国を破っての世界一に向け、自信をのぞかせた。
 
 チームを率いるマイク・ソーシア監督も、「彼ほど"金"を欲しがっている者はいないだろう」とし、2番打者に期待を寄せる。1次リーグ2試合で打率.375と好調な滑り出しを見せており、侍ジャパンにとっては要注意選手の一人となりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部