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「以前も同じことがあった」大谷翔平も不満顔! “四球確信”の一球がまさかのストライク判定に現地メディアも憤り

THE DIGEST編集部

2021.08.03

微妙な判定に泣かされた大谷。この試合の打席が調子が狂った要因になった?(C)Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地時間8月2日、敵地で行なわれたテキサス・レンジャーズ戦に「2番・DH」で先発出場。試合前には2か月連続での月間MVP受賞が発表され、"祝砲"が期待されたものの、結果は4打数無安打2三振で2試合連続ノーヒットに終わっている。

 しかし、"If(もしも)"があるならば、初回第1打席の「判定」が悔やまれる。

 カウント3ー1からの外角速球、大谷はボールだと確信して堂々と見送って一塁へ歩きかけていた。しかし判定はストライク。フルカウントとなって6球目、同じく外角に投じられたボールを振らざるを得なくなり、凡退となった。

【動画】「よし!四球」と歩き出した大谷だったが…まさかの"ストライク判定"に不満顔

"疑惑の一球"。メジャーでは全球場に超高性能カメラが設置されており、全球種のトラッキングデータやストライクゾーンが一目で分かるようになっている。果たして、大谷が見送った球はゾーンから外れており、大谷こそが"正解"だったのだ。
 
 これには地元放送局『Bally Sports West』の実況も「オーマイゴッド! あり得ない」と語り、解説の球団OBマーク・グビザ氏も「以前もボール2個分外れている球をストライクだと判定されて、ショウヘイ・オオタニは三振になったことがありましたね。今回も同じ外角への球ですね」と苦言を呈していた。

 今回、大谷の"敵"になった球審は68歳のベテラン審判、ジョー・ウェスト。今年5月にはメジャー最多出場試合(5376試合)を更新した御大であり、過去にはワールドシリーズ6回、球宴も3回審判を務めている。もっとも、これだけ出場していれば誤審も少なくなく、選手からはリスペクトされている面もある一方で、不安定なジャッジに不満を抱く選手やファンも少なくない。ちなみに、ウエストは今季限りで引退を表明している。

 判定の被害者になっているのは大谷に限った話ではないが、先にグビザ氏が言及した試合(7月20日のオークランド・アスレティックス戦)は今回よりも大きく外れたボールで、大谷も相当に驚いた表情を浮かべていた。

 メジャーが提携している独立リーグでは、ロボット審判が導入されており、ストライク判定の正確性を向上しようという動き自体はかなり加速している。もしかしたら数年後、ストライクゾーンという"不可侵領域"にメスが入ることになるかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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