快進撃を続ける大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)に、レジェンドも見方を改めたようだ。
周知の通り、今季の大谷の勢いは凄まじい。打っては打率.272、本塁打37(メジャートップ)、打点82(メジャー2位タイ)、OPS1.028といずれもハイアベレージをマーク。投げても精度の増したスプリットとスライダーを軸にし、渡米後最多となる5勝を挙げた。
【動画】スモルツも唸った大谷翔平の『伝家の宝刀』スプリットでの奪三振シーンはこちら
とりわけ打撃では様々なメジャー記録を塗り替え、あの“野球の神様”ベーブ・ルースと比較されるのも、もはや当たり前のようになった。そんな27歳のサムライについて「本当にありえないことをやっている」と語ったのは、元アトランタ・ブレーブスのエース投手ジョン・スモルツだ。
最多勝2度、最多セーブ1度の栄誉に輝き、通算213勝、154セーブを記録したレジェンドは、現地時間7月27日に出演したMLBが作成するネットワーク番組『MLB Tonight』のなかで、「彼は、私の認識が間違っていると証明したんだ」と、自らが大谷に対して寄せた過去の発言について“謝罪”した。
「彼が(エンジェルスとの)契約書にサインした時のことを思い出した。あの時、私は『球団が彼に要求していることは不公平だ』と言ったんだ。なぜなら怪我をしていたあの腕では投手としてはやっていけないと思ったからね。でも、彼はそれを乗り越えて、遥か先に進んだ。申し訳ないが、私はいずれ戦力外通告の決断もあり得るんじゃないかとすら言っていた。でも、そんな必要は全くなかったね(笑)。そんな決断をする必要は本当になかったんだ」
さらに「僕も含めて解説者たちは、ピッチングが何たるかを知っている。でも、それと同様にメジャーで打ち続けることが、どれだけ大変かも分かっている。だから二刀流ができるなんて考えもしなかった」と正直に打ち明けたスモルツは、「オオタニの活躍は目を見張るものがある」と褒めちぎった。
「この男のバッティング練習は信じられないと聞いたことがある。信じられないパワーを見せつけるんだとね。オオタニは自分が何を成し遂げたいのかを小さな頃から夢として持っていたんだと思う。彼は今、まさにその夢のなかに生きている。マイナーに行かずに二刀流のスキルを身に着けるなんてね。不公平だと感じるような契約内容も気にせずにだよ!? ただただ脱帽だ」
最後に「我々に史上最高レベルを見せつけてくれたと言っても過言ではない」とも語ったスモルツ。90年代の米球界を代表する剛腕は、球史に名を残すであろう若き偉才に惜しみない賛辞を送り続けた。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】世界が驚嘆する偉才・大谷翔平のキャリアを厳選ショットで一挙公開!花巻東、日ハム、エンジェルスでの活躍を振り返る
周知の通り、今季の大谷の勢いは凄まじい。打っては打率.272、本塁打37(メジャートップ)、打点82(メジャー2位タイ)、OPS1.028といずれもハイアベレージをマーク。投げても精度の増したスプリットとスライダーを軸にし、渡米後最多となる5勝を挙げた。
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とりわけ打撃では様々なメジャー記録を塗り替え、あの“野球の神様”ベーブ・ルースと比較されるのも、もはや当たり前のようになった。そんな27歳のサムライについて「本当にありえないことをやっている」と語ったのは、元アトランタ・ブレーブスのエース投手ジョン・スモルツだ。
最多勝2度、最多セーブ1度の栄誉に輝き、通算213勝、154セーブを記録したレジェンドは、現地時間7月27日に出演したMLBが作成するネットワーク番組『MLB Tonight』のなかで、「彼は、私の認識が間違っていると証明したんだ」と、自らが大谷に対して寄せた過去の発言について“謝罪”した。
「彼が(エンジェルスとの)契約書にサインした時のことを思い出した。あの時、私は『球団が彼に要求していることは不公平だ』と言ったんだ。なぜなら怪我をしていたあの腕では投手としてはやっていけないと思ったからね。でも、彼はそれを乗り越えて、遥か先に進んだ。申し訳ないが、私はいずれ戦力外通告の決断もあり得るんじゃないかとすら言っていた。でも、そんな必要は全くなかったね(笑)。そんな決断をする必要は本当になかったんだ」
さらに「僕も含めて解説者たちは、ピッチングが何たるかを知っている。でも、それと同様にメジャーで打ち続けることが、どれだけ大変かも分かっている。だから二刀流ができるなんて考えもしなかった」と正直に打ち明けたスモルツは、「オオタニの活躍は目を見張るものがある」と褒めちぎった。
「この男のバッティング練習は信じられないと聞いたことがある。信じられないパワーを見せつけるんだとね。オオタニは自分が何を成し遂げたいのかを小さな頃から夢として持っていたんだと思う。彼は今、まさにその夢のなかに生きている。マイナーに行かずに二刀流のスキルを身に着けるなんてね。不公平だと感じるような契約内容も気にせずにだよ!? ただただ脱帽だ」
最後に「我々に史上最高レベルを見せつけてくれたと言っても過言ではない」とも語ったスモルツ。90年代の米球界を代表する剛腕は、球史に名を残すであろう若き偉才に惜しみない賛辞を送り続けた。
構成●THE DIGEST編集部
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