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MLB

「オオタニは間違いなく不調だ」直近10試合で14三振。蓄積疲労を抱える大谷翔平の打撃状態に米記者も懸念

THE DIGEST編集部

2021.08.06

ここ数試合は打撃で本来のパフォーマンスが鳴りを潜めている大谷。シーズン終盤に向け、チームとしてもいち早く調子を取り戻してほしいところだろう。(C)Getty Images

ここ数試合は打撃で本来のパフォーマンスが鳴りを潜めている大谷。シーズン終盤に向け、チームとしてもいち早く調子を取り戻してほしいところだろう。(C)Getty Images

 現地時間8月5日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、敵地で行なわれたテキサス・レンジャーズ戦に「2番・DH」で先発出場。3打数無安打2三振2四球という結果に終わったものの、チームは5対0で勝利した。
【動画】豪快な空振り…。大谷翔平が喫した三振シーンはこちら

 前日の同カードで6回4安打1失点6奪三振の好投で今季6勝目を手にしていた大谷は、この日も当然のようにスタメン入り。しかし、打席で精彩を欠き、第1打席と第2打席は三振するなど、本人も不満げな表情を浮かべた。

 3回に3点を奪って先行したチームは、6回に2点を追加して、5対0とレンジャーズに危なげなく勝利した。しかし、ノーヒットに終わった大谷の表情は、どこか曇り気味でもあった。

 怪訝な顔つきが物語るように、現在の打撃状態は決して芳しくない。直近10試合で14個の三振を喫しており、打球も以前のように上がらないシーンが目立つ。この点については、日夜、エンジェルスを追い続けているブレント・マグワイア記者も、初回の空振り三振について自身のツイッターで、「ショウヘイ・オオタニはいま、間違いなく不調だ」と指摘している。

 もちろん、大谷に対する相手バッテリーの警戒が今まで以上に強まっているのも理由のひとつだろう。だが、先月28日の試合中に右手親指へファウルボールが直撃した影響に加え、本人が相当な蓄積疲労を抱え込んでいるのも想像に難くはなく、それらコンディション面の不調も打撃が上向かない理由とも考えられる。
 
 となれば、休養を与える必要があるのではないか。現地時間8月6日から敵地で行なわれるロサンゼルス・ドジャースとの3連戦は、いずれも指名打者制ではないため、大谷がスタメンを外れる可能性も考えられる。

 ちなみに背番号17の起用法について、エンジェルスのジョー・マッドン監督は、現地時間8月3日の会見で、次のように話している。

「ドジャース戦のフィールドにショウヘイが立つかは、まだ検討していない。だが、我々のなかで、そのアイデアにゴーサインが出せるところに達していないのも事実だ。そのアイデアは興味深いが、我々はそこには至っていないんだよ。

 プレーヤーが試合中に怪我をすることは誰にでも、いつだって起こり得る。だから、彼が怪我をする可能性を考慮しているというよりも、彼が身体的にそれに対応できるかという側面から我々が考慮している」

 いよいよシーズンも終盤戦に突入している。そのなかで大谷はコンディションを高められるのか。エンジェルス首脳陣のプランニングが注目される。

構成●THE DIGEST編集部
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