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「2億ドルの価値がある!」MLB通算213勝&154セーブの伝説投手が大谷翔平の去就を語る!「投手ができなくても」

THE DIGEST編集部

2021.08.07

投打で快進撃を続けてきた大谷(左)。その価値を米球界のレジェンドであるスモルツ(右)が熱弁した。(C)Getty Images

 春先から快進撃を続けてきた大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、レジェンドにとって垂涎の存在となっている。

 今季の大谷が開幕時から出色のパフォーマンスを披露し続けてきたのは、もはや周知の通りだ。打っては打率.272、本塁打37(メジャートップ)、打点82(メジャー2位タイ)、OPS1.015といずれもハイアベレージをマーク。投げても13度の"リアル二刀流"をこなしながら、渡米後最多となる6勝を挙げた。

 直近10試合では14三振を喫するなど、蓄積疲労の影響からか、快調だった打撃もやや下火になっている。とはいえ、あの"野球の神様"ベーブ・ルースと当たり前のように比較されるようにもなった偉才の評価は、開幕時とは雲泥の差がある。

 そんな大谷の価値に関して、興味深い意見を口にするレジェンドがいる。メジャー通算213勝と154セーブを記録した元アトランタ・ブレーブスのエース投手ジョン・スモルツだ。

 以前も大谷について「ただただ脱帽だ」と褒めちぎっていたレジェンドは、現地時間7月28日に放送されたMLBが作成するネットワーク番組『MLB Tonight』に出演。そのなかで、「2023年に契約満了を迎える大谷。噂ではエンジェルスは、新たに8年総額2億ドル(約220億円)の新契約を提示すると囁かれていますが、これをどう思いますか」という質問を受け、「私が意見するのは間違いかもしれないが、この契約は悪くない」と指摘した。
 
「もし、ショウヘイが『ノー』と言えば、それこそ寝耳に水だ。しかし、彼はアスリート気質な選手だ。仮に投手として機能しなくなったとしても、あのバッティングと守備だけで、2億ドルの価値は十分にあるよ。なんなら契約金はもっと弾んでもいいかもしれない」

 続けざまに司会者から「彼は契約書にサインしますか?」と問われたスモルツは、返す刀で、こう切り返している。

「彼の現状を考えれば、問題なくサインすると思う。実際にサインはしないまでも、その金額を良しとすれば、他球団の動きを引き出す可能性も出てくるからね」

 現行では2023年に契約満了となる大谷の去就に関しては、すでに様々な論争が巻き起こっている。はたして、エンジェルスは天井知らずで上がり続ける背番号17にどれだけの価値を見出すだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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