プロ野球

日本ハム・中田翔が暴力行為発覚で出場停止処分。チーム最高年俸の看板選手がまさかの事態

THE DIGEST編集部

2021.08.11

日本ハムの中心選手である中田に、まさかのアクシデントが……。写真:田口有史

 日本ハムは8月11日、中田翔選手(32)が違反行為を行ったとして、統一選手契約書第17条(模範行為)による出場停止処分を科したことを発表した。

 球団によると、8月4日に行われたエキシビションマッチ・DeNA戦で同僚選手1名に暴力行為を行ったことは判明。試合中に球場からの退場と、自宅謹慎を命じたという。

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 球団は中田本人、および該当行為を受けた選手ら関係者に対して詳細な調査を実施。被行為者から本件を大事にしたくない旨の申告があったこと、中田が深く反省していることの諸事情を踏まえてもなお、中田の行為は統一契約書第17条に違反した行為であり、野球協約第60条(1)の規定に該当するものと認定したため、中田は当面の間、一軍・ファーム全ての試合の出場停止処分を通達したという。
 
 日本ハム代表取締役社長兼オーナー代行・川村浩二は「暴力はいかなる社会であれ、決して許されるものではありません。ましてや中田選手は球団の主力選手であり、顔であって、全ての選手の模範とならなければならない存在です。中田選手が行った行為は、プロ野球が青少年の健全な育成に寄与し、夢を与えるエンターテイメントでもあることの信頼を著しく傷つけるものです」とコメント。

 そして、「そのため、当球団はこの行為に対して野球協約に則り、厳正な対応をとることとしました。併せまして、暴力は決して許されないことを全ての球団関係者に再徹底し、選手についてはさらなる教育と指導を通じて、コンプライアンスおよびスポーツマンシップの向上を遂げることにより、ファンの皆様の信頼回復に努めてまいります」として、球団の意向を表明した。

 8月13日から後半戦が幕を開けるプロ野球。"混パ"の様相を呈しているパ・リーグにあって、日本ハムは首位から10ゲーム差を付けられての最下位に甘んじている。その中で中田は今季日本ハム最高年俸の3億4000万円を手にしているが、故障もあって登録抹消されるなど、39試合で打率.193、4本塁打、13打点、OPS.577と低迷。追い打ちをかけるような一件が起きてしまった。

構成●THE DIGEST編集部
 
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