「まだ上がってきている状況なのかなという印象なので。もっともっと思い切りよく、身体全体を使って、まだまだいけるんじゃないかなと思っています」
現地時間8月12日、本拠地で行なわれたトロント・ブルージェイズ戦後に、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、こう語った。プレー内容が決して悪かったわけではない。むしろ投げては6回を3安打2失点6奪三振で今季7勝目、打っても3打数1安打1四球で3試合連続ヒットをマークした。にもかかわらず、「まだまだいける」と語ったところに、球界を騒然とさせてきた天才スラッガーの凄みがあるのかもしれない。
【動画】ゲレーロJr.から絶妙スライダーで空振り三振! 大谷翔平の圧巻ピッチングはこちら
繰り返しになるが、この試合に限って言えば、大谷は十分に力を発揮していた。シリーズ開始前から、「MVP有力候補同士のマッチアップ」と注目されたブラディミール・ゲレーロJr.との対戦は、初回にシングルヒット、2打席目は三振、3打席目は四球と“引き分け”に近いかたちに終わったが、本塁打を含めて決定的な仕事は一切させなかったのだ。
大谷は、アメリカン・リーグのMVPを争う“神童”との対戦を、「おそらく一番いい打者なので」と振り返っている。
「そういう意味でケアもします。ただ、どんどんゾーンで勝負していくのが自分のスタイルなので。今日も最終的に1個、四球を出してしまったんですけど、いい球は多かったのかなと個人的には思っています」
もっとも、周囲は傑出したパフォーマンスに驚くばかりだ。敵将のチャーリー・モントーヨは、試合後にカナダのスポーツ専門局『Sports Net』で、ゲレーロJr.との対戦をふまえて持論を展開した。
「正直言って、ブラッディー(ゲレーロJr.の愛称)は、いま少しだけ苦しんでいる。そのことも分かっていたから結果は問題ないよ。でも、とにかくオオタニとの対決は見ていて楽しいものだね。MVPを争っている二人の対戦が、いつか『本当に良いものを見た』と思えることになるだろう」
敵将を感嘆させた大谷のパフォーマンス。それに対して「まだまだいける」と語るのだから、ずば抜けたポテンシャルはやはり驚くほかにない。
構成●THE DIGEST編集部
現地時間8月12日、本拠地で行なわれたトロント・ブルージェイズ戦後に、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、こう語った。プレー内容が決して悪かったわけではない。むしろ投げては6回を3安打2失点6奪三振で今季7勝目、打っても3打数1安打1四球で3試合連続ヒットをマークした。にもかかわらず、「まだまだいける」と語ったところに、球界を騒然とさせてきた天才スラッガーの凄みがあるのかもしれない。
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繰り返しになるが、この試合に限って言えば、大谷は十分に力を発揮していた。シリーズ開始前から、「MVP有力候補同士のマッチアップ」と注目されたブラディミール・ゲレーロJr.との対戦は、初回にシングルヒット、2打席目は三振、3打席目は四球と“引き分け”に近いかたちに終わったが、本塁打を含めて決定的な仕事は一切させなかったのだ。
大谷は、アメリカン・リーグのMVPを争う“神童”との対戦を、「おそらく一番いい打者なので」と振り返っている。
「そういう意味でケアもします。ただ、どんどんゾーンで勝負していくのが自分のスタイルなので。今日も最終的に1個、四球を出してしまったんですけど、いい球は多かったのかなと個人的には思っています」
もっとも、周囲は傑出したパフォーマンスに驚くばかりだ。敵将のチャーリー・モントーヨは、試合後にカナダのスポーツ専門局『Sports Net』で、ゲレーロJr.との対戦をふまえて持論を展開した。
「正直言って、ブラッディー(ゲレーロJr.の愛称)は、いま少しだけ苦しんでいる。そのことも分かっていたから結果は問題ないよ。でも、とにかくオオタニとの対決は見ていて楽しいものだね。MVPを争っている二人の対戦が、いつか『本当に良いものを見た』と思えることになるだろう」
敵将を感嘆させた大谷のパフォーマンス。それに対して「まだまだいける」と語るのだから、ずば抜けたポテンシャルはやはり驚くほかにない。
構成●THE DIGEST編集部