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大谷翔平が再び快挙! “鉄腕”ノーラン・ライアンに並ぶ史上2人目の球団記録「ちなみオオタニは38本塁打も」

THE DIGEST編集部

2021.08.14

米球史に残るレジェンド投手ライアン(左)に肩を並べた大谷(右)。その偉業は現地でも話題となっている。(C)Getty Images

 本塁打王ならびにMVPも争うライバルに対し、存在感を見せつけた。

 現地時間8月12日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地で行なわれたトロント・ブルージェイズ戦に「1番・投手」で先発。投げては6回(99球)2失点ながら6奪三振で今季7勝目、打っても3打数1安打1四球で3試合連続ヒットをマークした。
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 試合後に本人は「身体全体を使って、まだまだいけるんじゃないかな」とやや厳しめな自己評価を下したが、この日も大谷のピッチングは冴えていた。4回に2点は失ったものの、アメリカン・リーグ最多本塁打を記録しているブルージェイズ打線をわずか3安打に封じた。

 周知のように開幕から快進撃を続けてきた。とりわけ夏場に入ってからのピッチングは、すこぶる良い。防御率1.69は、7月1日以降に30イニング以上を消化した投手のなかで、メジャー3位のハイアベレージだ。さらに与四球数を表す0.35と驚異的な数字を叩き出しており、かつて課題とされていた制球力もついてきた印象だ。
 
 そんな大谷は、このブルージェイズ戦のマウンドで偉大な記録に並んだ。地元中継局『Bally Sports West』によれば、シーズン15先発以上で、9イニング相当の奪三振率10以上(10.96)、防御率3.00未満(大谷は2.93)は、あのノーラン・ライアンに次ぐ球団史上2人目の快挙なのだという。

 メジャー通算324勝と5714奪三振という大記録を残したレジェンドは、エンジェルスの球団レコードを4度(1972、73、76、77)も達成しているのだから驚きではある。しかし、野球のレベルが進化を遂げた現代において、球史に残る鉄腕と肩を並べた大谷もまたあっぱれだ。

 なお、同メディアで解説を務める元エンジェルス投手のマーク・グビサは、ライアンの記録に並んだ大谷について、こう語っている。

「ちなみにですが、オオタニはそれに加えて打者で38ホームランも打っていて、16盗塁を決めている。一方でライアンはメジャー通算(27年間)で2ホームランしかない」

構成●THE DIGEST編集部

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