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高校野球

3日ぶりの再試合はノースアジア大明桜が勝利!プロ注目のエース風間が2ケタ奪三振の力投

THE DIGEST編集部

2021.08.15

序盤は細かい失点が多かった明桜の風間だが、終わってみれば9回2失点。最速150キロも計測した。写真:滝川敏之

序盤は細かい失点が多かった明桜の風間だが、終わってみれば9回2失点。最速150キロも計測した。写真:滝川敏之

 ノーゲーム順延から3日。持ち越しになっていた対決が、ついに決着した。

 8月15日、第103回全国高校野球選手権大会3日目の第1試合、ノースアジア大明桜vs帯広農業の対決が行われ、4対2で明桜が勝利した。

 12日にノーゲームとなった試合では明桜が5対0と優勢な展開だったが、再試合は一転して両チームが拮抗する好ゲームとなった。

 初回、まずは明桜が1死満塁の好機を作り、5番・福溜洸太朗の犠牲フライで1点を先制。だが、最速157キロのエース、風間球打がこの日はピリッとせず。帯広農業は3回に同点に追いつくと、続く4回には2死三塁から8番・佐藤敦基がライト線へ強烈なタイムリー二塁打を放って逆転に成功する。
 
 だが5回裏、明桜は2死から攻める。1番の中井稜貴、2番・土居健太が連打で2死一、三塁の好機を作り、3番の石田一斗のところでヒットエンドラン。これがレフト前に落ちてまずは同点に追いつく。さらに二、三塁の場面で4番の真柴育夢が5球目、96キロのカーブを叩いてライトへ打球を放ち、さらに2点を追加して試合をひっくり返す。

 直後に帯広農業がふたたび風間を攻め、2死一、二塁から7番・村中滉貴がレフト前に運ぶも、ここは前進守備だった明桜の左翼手、土居がホームへ好返球。二塁ランナーがタッチアウトとなって反撃を許さなかった。

 その後も明桜は風間が力投。7回は三者凡退、8回には内野安打1本のみで無失点に抑え、さらに帯広農業の4番・干場雄心からこの日10個目の三振。プロ注目の本領をいよいよ見せつけた。

 そして、9回もマウンドに上がった風間は、ここも3人で抑えて完投勝利。3日越しの試合を勝利で飾った。明桜が甲子園で勝利するのは31年ぶり。秋田県代表としては春夏通算60勝目となった。

構成●THE DIGEST編集部
 
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