あまりにセンセーショナルな“デビュー”戦となった。
アリゾナ・ダイヤモッドバックスの左腕タイラー・ギルバートが現地時間8月14日、本拠地で行われたサンディエゴ・パドレス戦でメジャー初先発すると、9回を投げて無安打無得点、3四球5奪三振の快投でノーヒット・ノーランを達成したのだ。
メジャー初先発でノーヒッターが記録されるのは、1953年のボボ・ホロマン以来史上4人目。Dバックスとしては球団3人目、11年ぶりのことだった。また、メジャーでは今季ノーヒッターが継投を含めて8度記録されたこととなり、シーズン最多を更新している。
2015年ドラフト6巡目でフィラデルフィア・フィリーズに入団したギルバートは、マイナーでもリリーフ起用中心で名の知れた有望株ではなかった。昨オフのルール5ドラフト(飼い殺しを防ぐ制度)でDバックスに加入すると、27歳にしてメジャーデビューを果たす。もっとも、最初の3登板はリリーフとしてであり、この日は初めての先発マウンドとなった。
決して球速があるわけではないが、カッターを中心に打たせて取るピッチングでパドレス打線から凡打の山を築いていく。メジャー最低勝率チームは初先発の左腕を支えるように7点を援護し、ついに9回を迎えた。2死、最後のバッターはこの日3四球を与えているトミー・ファム。その初球、捉えた打球はセンター方向へ伸びていったが、ケテル・マーテイが見事にキャッチしてゲームセット。ノーヒッターが記録されたのだった。
試合中も黙々とアウトを重ねた一方で、息子の初先発を応援に来た家族、特に父親は1球ごとに絶叫する姿が印象的だった。明るい話の少ないチームにあって、ギルバートは最高の仕事をやってのけた。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】初先発でノーノー!歓喜の瞬間を一緒に!
アリゾナ・ダイヤモッドバックスの左腕タイラー・ギルバートが現地時間8月14日、本拠地で行われたサンディエゴ・パドレス戦でメジャー初先発すると、9回を投げて無安打無得点、3四球5奪三振の快投でノーヒット・ノーランを達成したのだ。
メジャー初先発でノーヒッターが記録されるのは、1953年のボボ・ホロマン以来史上4人目。Dバックスとしては球団3人目、11年ぶりのことだった。また、メジャーでは今季ノーヒッターが継投を含めて8度記録されたこととなり、シーズン最多を更新している。
2015年ドラフト6巡目でフィラデルフィア・フィリーズに入団したギルバートは、マイナーでもリリーフ起用中心で名の知れた有望株ではなかった。昨オフのルール5ドラフト(飼い殺しを防ぐ制度)でDバックスに加入すると、27歳にしてメジャーデビューを果たす。もっとも、最初の3登板はリリーフとしてであり、この日は初めての先発マウンドとなった。
決して球速があるわけではないが、カッターを中心に打たせて取るピッチングでパドレス打線から凡打の山を築いていく。メジャー最低勝率チームは初先発の左腕を支えるように7点を援護し、ついに9回を迎えた。2死、最後のバッターはこの日3四球を与えているトミー・ファム。その初球、捉えた打球はセンター方向へ伸びていったが、ケテル・マーテイが見事にキャッチしてゲームセット。ノーヒッターが記録されたのだった。
試合中も黙々とアウトを重ねた一方で、息子の初先発を応援に来た家族、特に父親は1球ごとに絶叫する姿が印象的だった。明るい話の少ないチームにあって、ギルバートは最高の仕事をやってのけた。
構成●THE DIGEST編集部
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