現地時間8月15日にロサンゼルス・ドジャース傘下のオクラホマシティー(3A)から自由契約になった筒香嘉智が、ピッツバーグ・パイレーツに入団すると発表された。
【動画】剛腕コールから放った痛快打! 賛辞が相次いだ筒香のタイムリーヒットはこちら
シーズン2度目の移籍は、数時間のうちに決まったドタバタ劇となった。今年5月にタンパベイ・レイズを戦力外となった筒香は、ドジャースへと移籍。しかし、6月9日に右ふくらはぎの張りで負傷者リスト入りし、そのままメジャー40人枠から外れた。
マイナーのオクラホマシティーでは、打率こそ.257と苦しんだが、43試合で10本塁打、32打点と結果を出した。とりわけ8月に入ってからは10試合で打率.387、2本塁打、11打点と昇格に向けてアピールしていた。
一部では日本球界への復帰も囁かれていた29歳の"和製大砲"を獲得したパイレーツは、今季はもはや絶望的な状況だ。15日(現地時間)時点で、ナショナル・リーグ中地区では首位ミルウォーキー・ブルワーズと29.5ゲーム差の最下位に沈んでいる。
そうした状況下にもかかわらず、なぜパイレーツは、メジャーにおいての今季成績が打率.155、0本塁打、7打点と低調な筒香を獲得したのか。日夜、米球界の様々な移籍情報を発信している『MLB Trade Rumors』は、「マイナーでの復調がパイレーツに興味を抱かせ、ツツゴウとの契約に至った」と分析。さらに今季年俸700万ドル(約7億7000万円)の大部分を古巣レイズが支払う契約により、「チームにとって金銭的リスクがほとんどない」と、メリットも指摘した。
また、地元紙『Post Gazette』は、「今季のパイレーツは、選手をかなり入れ替えているが、彼らが"買い物"を止めることはない」と筒香獲得を報道。2016年にNPBでシーズン44本塁打を打った実力を「興味深い日本のユーティリティーだ。だが、おそらく契約はマイナーだ」と、今後の起用法について、こう続けた。
「ツツゴウをメジャーの40人ロースターの名簿に載せるとすれば、かなり驚くべきことだ。おそらく、彼は3Aのインディアナポリスに向かい、将来的にメジャー昇格できるかを見定められる道を歩むだろう」
パイレーツ入団との契約に際して、「新たな仲間と野球ができる喜びを実感しています」と語った筒香。はたして、メジャーで活躍の場を掴めるのかに注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
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シーズン2度目の移籍は、数時間のうちに決まったドタバタ劇となった。今年5月にタンパベイ・レイズを戦力外となった筒香は、ドジャースへと移籍。しかし、6月9日に右ふくらはぎの張りで負傷者リスト入りし、そのままメジャー40人枠から外れた。
マイナーのオクラホマシティーでは、打率こそ.257と苦しんだが、43試合で10本塁打、32打点と結果を出した。とりわけ8月に入ってからは10試合で打率.387、2本塁打、11打点と昇格に向けてアピールしていた。
一部では日本球界への復帰も囁かれていた29歳の"和製大砲"を獲得したパイレーツは、今季はもはや絶望的な状況だ。15日(現地時間)時点で、ナショナル・リーグ中地区では首位ミルウォーキー・ブルワーズと29.5ゲーム差の最下位に沈んでいる。
そうした状況下にもかかわらず、なぜパイレーツは、メジャーにおいての今季成績が打率.155、0本塁打、7打点と低調な筒香を獲得したのか。日夜、米球界の様々な移籍情報を発信している『MLB Trade Rumors』は、「マイナーでの復調がパイレーツに興味を抱かせ、ツツゴウとの契約に至った」と分析。さらに今季年俸700万ドル(約7億7000万円)の大部分を古巣レイズが支払う契約により、「チームにとって金銭的リスクがほとんどない」と、メリットも指摘した。
また、地元紙『Post Gazette』は、「今季のパイレーツは、選手をかなり入れ替えているが、彼らが"買い物"を止めることはない」と筒香獲得を報道。2016年にNPBでシーズン44本塁打を打った実力を「興味深い日本のユーティリティーだ。だが、おそらく契約はマイナーだ」と、今後の起用法について、こう続けた。
「ツツゴウをメジャーの40人ロースターの名簿に載せるとすれば、かなり驚くべきことだ。おそらく、彼は3Aのインディアナポリスに向かい、将来的にメジャー昇格できるかを見定められる道を歩むだろう」
パイレーツ入団との契約に際して、「新たな仲間と野球ができる喜びを実感しています」と語った筒香。はたして、メジャーで活躍の場を掴めるのかに注目だ。
構成●THE DIGEST編集部