第103回全国高校野球選手権大会は、8月17日で大会5日目。第1試合で大阪桐蔭vs東海大菅生の対決が行われ、大阪桐蔭が7対4で勝利した(8回1死時点で降雨コールドゲーム)。
大阪桐蔭の攻撃ぶりは、高校野球のセオリーとは対極のような"ビッグボール"だった。1回裏、2死二塁の場面で打席には4番・花田旭。カウント2-2からインローのスライダーを振り抜くと、打球はバックスクリーンへ一直線。まずは2ランで先制する。
東海大菅生も2回表には、2死から大阪桐蔭のエース松浦慶斗を攻めて1点を返すが、大阪桐蔭の勢いは止まらない。3回裏には先頭の藤原夏暉がレフトスタンドへの一発。5番の前田健伸もバックスクリーンへ叩き込んで、さらに2点を追加する。
初回の花田も含め、大阪桐蔭の本塁打はいずれもスライダーを打ったもの。東海大菅生の先発、桜井海理のボールは完全に見極められているようで、4回からはエースの本田峻也にスイッチした。だが、5回にも大坂桐蔭はプロ注目のスラッガー、池田陵真のタイムリーでさらに1点を追加。その直後と6回裏にもそれぞれ2死満塁の好機を作るが、いずれの場面も本田が踏ん張ってそれ以上の追加点は与えなかった。
雨が強くなる中で、いよいよ試合成立となる7回を迎える。4回以降はいずれも三者凡退に抑えられていた東海大菅生だが、先頭の山田聖和がツーベースで出塁。続く本田は果敢な初球攻撃でタイムリーツーベースを放ち、まずは1点を返す。
さらに2死一、二塁から2番の福原聖矢が粘って満塁。一打同点の状況を作って、この場面で打席に入ったのはチャンスに強い3番・堀町沖永。3球目の真ん中に入ったストレートを叩いた打球は右中間に飛び、2点タイムリーツーベースになって4対5。わずか1点差に詰め寄ってなおも逆転のチャンスだったが、小池祐吏が空振り三振に倒れて逆転ならず。
7回裏には大坂桐蔭がさらに2点を追加して7対4と3点差に突き放し、この攻撃が終わった時点で成立。8回表も続行となったが、雨でグラウンドがぬかるむあまりゴロが途中で止まるようなありさまで、東海大菅生が1死一、二塁としたところで一時中断となった。結局、大会屈指の白熱した好ゲームは、残念ながらここでコールドゲームに。大阪桐蔭が勝利を収めた。
構成●THE DIGEST編集部
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大阪桐蔭の攻撃ぶりは、高校野球のセオリーとは対極のような"ビッグボール"だった。1回裏、2死二塁の場面で打席には4番・花田旭。カウント2-2からインローのスライダーを振り抜くと、打球はバックスクリーンへ一直線。まずは2ランで先制する。
東海大菅生も2回表には、2死から大阪桐蔭のエース松浦慶斗を攻めて1点を返すが、大阪桐蔭の勢いは止まらない。3回裏には先頭の藤原夏暉がレフトスタンドへの一発。5番の前田健伸もバックスクリーンへ叩き込んで、さらに2点を追加する。
初回の花田も含め、大阪桐蔭の本塁打はいずれもスライダーを打ったもの。東海大菅生の先発、桜井海理のボールは完全に見極められているようで、4回からはエースの本田峻也にスイッチした。だが、5回にも大坂桐蔭はプロ注目のスラッガー、池田陵真のタイムリーでさらに1点を追加。その直後と6回裏にもそれぞれ2死満塁の好機を作るが、いずれの場面も本田が踏ん張ってそれ以上の追加点は与えなかった。
雨が強くなる中で、いよいよ試合成立となる7回を迎える。4回以降はいずれも三者凡退に抑えられていた東海大菅生だが、先頭の山田聖和がツーベースで出塁。続く本田は果敢な初球攻撃でタイムリーツーベースを放ち、まずは1点を返す。
さらに2死一、二塁から2番の福原聖矢が粘って満塁。一打同点の状況を作って、この場面で打席に入ったのはチャンスに強い3番・堀町沖永。3球目の真ん中に入ったストレートを叩いた打球は右中間に飛び、2点タイムリーツーベースになって4対5。わずか1点差に詰め寄ってなおも逆転のチャンスだったが、小池祐吏が空振り三振に倒れて逆転ならず。
7回裏には大坂桐蔭がさらに2点を追加して7対4と3点差に突き放し、この攻撃が終わった時点で成立。8回表も続行となったが、雨でグラウンドがぬかるむあまりゴロが途中で止まるようなありさまで、東海大菅生が1死一、二塁としたところで一時中断となった。結局、大会屈指の白熱した好ゲームは、残念ながらここでコールドゲームに。大阪桐蔭が勝利を収めた。
構成●THE DIGEST編集部
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