2年ぶりの開催となった夏の甲子園。プロのスカウトも注目する選手も多いが、その中でも見事な活躍を見せた投手、野手を毎日その日のMVPとして選出する。大会第5日目は第1試合で終わったものの、以下の2人をチョイスした。
■投手MVP
松浦慶斗(大阪桐蔭3年):7回 被安打7 4失点(自責点3) 7奪三振 3四球
雨でぬかるむマウンドにもしっかり対応し、6回までは自責点ゼロと見事なピッチングでチームを勝利に導いた。初戦で敗れたセンバツと比べてもフォームの躍動感がアップし、リリースも安定。140キロを超えるストレートと鋭く変化するスライダーをインコースに投げ込み、東海大菅生打線から力のないフライアウトの山を築いた。
雨が強くなった7回はかなり厳しいコンディションで変化球の制球が定まらず苦しんだものの、それでも最後は4番・小池祐吏から空振り三振を奪ってピンチを脱出。どんな場面でも表情を変えることなく、冷静に投げる姿はエースに相応しいものだった。グラウンドの状態が万全であればスピード、コントロールともさらに進化したピッチングに期待できるだろう。
【動画】池田の後ろは俺に任せろ!4番・花田が先制2ラン ■野手MVP
池田陵真(大阪桐蔭3年/3番・中堅手):4打席4打数3安打1打点
花田旭、藤原夏暉、前田健伸。3人のホームランもすべて素晴らしかったが、1試合トータルのバッティングを評価して3番の池田を選んだ。最初の2打席は少し力みが目立ち、いずれも強引に引っ張ったサードへの打球(結果は内野安打とサードゴロ)となったが、5回の第3打席では内角の厳しいコースのスライダーを見事にさばいてフェンス直撃のタイムリーツーベース。続く第4打席は外寄りのストレートを完璧に捉えて火の出るような当たりのセンター前ヒットを放った。
フルスウィングとパワーが際立っているが、身体の近くからバットをシャープに振り出すことができており、どのコースにも対応することができている。ステップも慎重で、タイミングのとり方にも余裕があるのも持ち味だ。大阪大会から好調が続いており、この日のようなバッティングを続けられれば、2回戦以降は豪快なホームランも期待できそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
■投手MVP
松浦慶斗(大阪桐蔭3年):7回 被安打7 4失点(自責点3) 7奪三振 3四球
雨でぬかるむマウンドにもしっかり対応し、6回までは自責点ゼロと見事なピッチングでチームを勝利に導いた。初戦で敗れたセンバツと比べてもフォームの躍動感がアップし、リリースも安定。140キロを超えるストレートと鋭く変化するスライダーをインコースに投げ込み、東海大菅生打線から力のないフライアウトの山を築いた。
雨が強くなった7回はかなり厳しいコンディションで変化球の制球が定まらず苦しんだものの、それでも最後は4番・小池祐吏から空振り三振を奪ってピンチを脱出。どんな場面でも表情を変えることなく、冷静に投げる姿はエースに相応しいものだった。グラウンドの状態が万全であればスピード、コントロールともさらに進化したピッチングに期待できるだろう。
【動画】池田の後ろは俺に任せろ!4番・花田が先制2ラン ■野手MVP
池田陵真(大阪桐蔭3年/3番・中堅手):4打席4打数3安打1打点
花田旭、藤原夏暉、前田健伸。3人のホームランもすべて素晴らしかったが、1試合トータルのバッティングを評価して3番の池田を選んだ。最初の2打席は少し力みが目立ち、いずれも強引に引っ張ったサードへの打球(結果は内野安打とサードゴロ)となったが、5回の第3打席では内角の厳しいコースのスライダーを見事にさばいてフェンス直撃のタイムリーツーベース。続く第4打席は外寄りのストレートを完璧に捉えて火の出るような当たりのセンター前ヒットを放った。
フルスウィングとパワーが際立っているが、身体の近くからバットをシャープに振り出すことができており、どのコースにも対応することができている。ステップも慎重で、タイミングのとり方にも余裕があるのも持ち味だ。大阪大会から好調が続いており、この日のようなバッティングを続けられれば、2回戦以降は豪快なホームランも期待できそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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