2年ぶりの開催となった夏の甲子園。プロのスカウトも注目する選手も多いが、その中でも見事な活躍を見せた投手、野手を毎日その日のMVPとして選出する。大会第10日目は以下の選手となった。
■投手MVP
岩佐直哉(近江3年):3回 被安打1 0失点 2奪三振 1四球
1点を追う7回から登板すると、3イニングをわずか被安打1の好リリーフでチームの逆転勝利を呼び込んだ。ストレートはコンスタントに140キロ台中盤をマークしたが、走者を背負った場面でもまったくスピードが落ちることがない。強気に内角を攻められるのも大きな長所だ。
スライダーもカウントをとる120キロ台前半の緩いボールと、決め球として使う130キロ前後の速いボールを上手く投げ分け、変化球同士で緩急を使うことができる。9回には強烈なピッチャーライナーを素早い反応でキャッチし、最後のファーストゴロのベースカバーも機敏で、投げる以外のプレーでも光った。2試合、7イニングを投げて被安打2、無失点とほぼ完璧な投球を見せており、続く強打の盛岡大付との試合でもキーマンとなることは間違いないだろう。
【毎日更新!夏の甲子園PHOTO】2年ぶりに開催された夏の甲子園のベストショットを一挙公開! ■野手MVP
新野翔大(近江3年/5番・一塁手):5打数2安打1本塁打2打点
途中出場で決勝打を放った山口蓮太朗(3年・三塁手)がヒーローとなったが、1試合トータルでの活躍度から新野を選んだ。4回裏の第2打席では2点差に追い上げるライトへのソロホームランを放ったが、打った瞬間にそれと分かる当たりで、左打者には不利と言われる甲子園も関係ない飛距離だった。さらに7回裏には同点のタイムリー。比較的小柄な選手が多いチームの中で、その恵まれた体格とパワーは一際目立つものがある。
滋賀大会でも打率5割、8安打中5本が長打という見事な成績を残したが、甲子園でもこれで2試合連続2安打と好調をキープ。次戦は強力打線が持ち味の盛岡大付との対戦となるが、新野のパワフルなバッティングにもぜひ注目してもらいたい。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】反撃の起点はこの人! 新野が浜風をものともせず完璧アーチ!
■投手MVP
岩佐直哉(近江3年):3回 被安打1 0失点 2奪三振 1四球
1点を追う7回から登板すると、3イニングをわずか被安打1の好リリーフでチームの逆転勝利を呼び込んだ。ストレートはコンスタントに140キロ台中盤をマークしたが、走者を背負った場面でもまったくスピードが落ちることがない。強気に内角を攻められるのも大きな長所だ。
スライダーもカウントをとる120キロ台前半の緩いボールと、決め球として使う130キロ前後の速いボールを上手く投げ分け、変化球同士で緩急を使うことができる。9回には強烈なピッチャーライナーを素早い反応でキャッチし、最後のファーストゴロのベースカバーも機敏で、投げる以外のプレーでも光った。2試合、7イニングを投げて被安打2、無失点とほぼ完璧な投球を見せており、続く強打の盛岡大付との試合でもキーマンとなることは間違いないだろう。
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新野翔大(近江3年/5番・一塁手):5打数2安打1本塁打2打点
途中出場で決勝打を放った山口蓮太朗(3年・三塁手)がヒーローとなったが、1試合トータルでの活躍度から新野を選んだ。4回裏の第2打席では2点差に追い上げるライトへのソロホームランを放ったが、打った瞬間にそれと分かる当たりで、左打者には不利と言われる甲子園も関係ない飛距離だった。さらに7回裏には同点のタイムリー。比較的小柄な選手が多いチームの中で、その恵まれた体格とパワーは一際目立つものがある。
滋賀大会でも打率5割、8安打中5本が長打という見事な成績を残したが、甲子園でもこれで2試合連続2安打と好調をキープ。次戦は強力打線が持ち味の盛岡大付との対戦となるが、新野のパワフルなバッティングにもぜひ注目してもらいたい。
構成●THE DIGEST編集部
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