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「ツツゴウの代打本塁打が大きかった」筒香嘉智、今季3号アーチで勝利に貢献。地元放送局も逆転の勝因に挙げる

THE DIGEST編集部

2021.08.24

移籍後3本目のホームランを放った筒香。ピッツバーグで輝きを見せている。(C)Getty Images

移籍後3本目のホームランを放った筒香。ピッツバーグで輝きを見せている。(C)Getty Images

 この男の快進撃が止まらない。

 ピッツバーグ・パイレーツの筒香嘉智は現地時間8月23日、本拠地で行われたアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦の7回に代打で出場すると、今季3号となるホームランを右翼スタンドへ叩き込んだ。2対5と劣勢だったチームはこの一発で息を吹き返し、最終スコア6対5で逆転勝利している。

【動画】圧巻の今季3号!筒香のパワーがさく裂した!
 前日のセントルイス・カーディナルス戦では4打数4三振に終わり、新天地での輝きは懐疑的な声も少なくなかった。しかし、この日は文字通りの“ピンチ”ヒッターとして出場し、苦手としているメジャーのスピードボール、95.7マイル(約154キロ)の内角4シームをしっかり捉え、反撃の狼煙となった。

 パイレーツ放送局も最終9回、この日の試合を振り返りながら、「7回のヨシ・ツツゴウの代打本塁打が大きかった」「勝利の要因はヨシの一発だった」と称賛。7回先頭で2点差まで迫り勝負の行方が分からなくなったことで、チームはこの回に追いつき、続く8回で逆転に成功した。

 筒香はシーズン開幕を迎えたタンパベイ・レイズでは26試合で0本塁打、打率.167、OPS.462という成績で事実上の戦力外となると、拾われたロサンゼルス・ドジャースでも12試合で一本も長打は出ずに、故障もあってマイナー降格。しかしそこでフォームを見直したことで、今季3球団目にして飛躍の時を迎えようとしている。

 残り2ヵ月もないシーズンの中で結果を残し、来季もメジャーに残れるような存在感を発揮したい。

構成●THE DIGEST編集部
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