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「子供にだけサインする!」大谷翔平の“紳士的”姿と水原通訳に現地メディアも感動。「なぜ彼が最高の選手なのかを示している」

THE DIGEST編集部

2021.08.23

子供のためのイベントで、子供のために振る舞う姿に称賛の声が集まっている。(C)Getty Images

子供のためのイベントで、子供のために振る舞う姿に称賛の声が集まっている。(C)Getty Images

 野球少年のように野球最高峰の舞台でプレーする偉才は、野球少年への振る舞いも抜群に優れているようだ。

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地時間8月22日、ウィリアムズポートで行われたクリーブランド・インディアンス戦に「1番・DH」で先発出場。チームは0対3で敗れたものの、2打数1安打2四球で3度出塁し、今季19盗塁目をマークするなど存在感を発揮した。

 今日の試合は「リトルリーグ・クラシック」と銘打たれたイベントで行われた。これは2017年から行われ、リトルリーグ・ワールドシリーズ(少年野球の一番大きな大会)の期間中に子供たちを球場に招待し、またメジャーリーガーも子供たちの試合を観戦したり、サインや写真を一緒に撮るなど、「子供たちのため」に企画されたものだ。
 
 この日はエンジェルスが再三チャンスを作るものの一本が出ず、スコアを見ればやや退屈な展開だったが、子供たちの最大のお目当てである大谷の打席では、大きな声援が送られ、スマホでその打席を動画に収めようとする子供も少なくなかった。しかし、大谷の“最大のハイライト”は試合前にあった。

【画像】圧倒的子供人気! 大谷に群がるキッズと、サインを無視された大人の姿も…
 球界最大のスターが球場入りするや、その周りにはサインがほしいファンが集まった。しかし、“子供たちの祭典”のため、ではあるものの、少なくない大人も近くに寄ってきたのだ。こうした光景は日米問わずある。サインが欲しいのは確かに年齢は関係ない。

 だが、大谷は大人がサインを求めても一瞥することなく、子供だけにサインをし続けていったのだ。この姿を見た現地メディア『BARSTOOL SPORTS』は「ショウヘイ・オオタニは子供たちのためだけにサインをしている。追いかけてくる大人は無視しているのだ」とし、「それこそが彼が最高の選手である理由なのだ」と称賛した。

 いわく、大谷はこのイベントが誰のために行われているのかを理解しており、また大人はお金を出せばサインを買うことができるのだから、優先すべきでないと思っているのだろうとしている。同紙はまた、水原一平通訳が何度もサインを求めるファンにNoと言いながら首を振る姿にも感銘を受けたようだった。

構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】世界が驚嘆する偉才・大谷翔平のキャリアを厳選ショットで一挙公開!花巻東、日ハム、エンジェルスでの活躍を振り返る
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