投打で異彩を放つ27歳へ喝采が止まない。

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　大谷翔平（ロサンゼルス・エンジェルス）が今シーズン、出色のパフォーマンスを続けているのは周知のとおり。打っては打率.270、40本塁打、88打点、OPS1.003といずれもリーグトップレベルを維持し、投げても防御率も2.79と安定感のある内容で、自己最多の８勝（１敗）をマークしている。

　このフィーバーぶりは連日話題となっているが、今回新たに称賛を送ったのは、かつてブレーブスやインディアンスの黄金期に、主力打者として活躍したデビッド・ジャスティス氏。「オオタニはベーブ・ルースよりも素晴らしい」と題した『TMZ Sports』の記事内で、コメントが紹介された。
  　同氏は、大谷を「彼は本当に特別な存在だ」と表現すると、今シーズン度々比較されてきた“元祖二刀流”ベーブ・ルースについて「彼はニグロリーグ、アジア、ラテン系の選手と対戦していない」と言及。「つまり、ひとつの集団としか対戦していないんだ」と比較対象にならないことを指摘している。

　さらに、その後は「ベーブのことを嫌っているようには思われたくない」と前置きしたうえで、「ただ、オオタニにはスペシャルな愛情を注いでいるんだ」と慈しみに満ちたメッセージ。投打で前例のないパフォーマンスを見せる27歳に、畏敬の念を抱いているようだ。

　ア・リーグのMVPや本塁打王、サイ・ヤング賞などの個人タイトル獲得にも大きな期待が寄せられる大谷。はたして残りのシーズンではどんなプレーを見せるのか。その一挙手一投足から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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