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ア・リーグMVP候補の大谷翔平が「マウンドでこれまで以上に好調な4つの理由」をMLB公式が分析!

THE DIGEST編集部

2021.08.25

投手大谷が好調の理由についてMLB公式が特集した。(C)Getty Images

投手大谷が好調の理由についてMLB公式が特集した。(C)Getty Images

 現地8月25日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が、今季19度目のマウンドに上がる。“二刀流”として復帰した今シーズンは投打ともに絶好調だが、とりわけ投手としてのパフォーマンスは目を見張るものがある。

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 ここまで8勝1敗、防御率2.79、120奪三振を記録する27歳。とりわけ7月から5勝を挙げる活躍ぶりでMLB公式サイト『MLB.com』のサラ・ラングス記者は、「オオタニがマウンドでこれまで以上に好調な4つの理由」と題した記事を掲載した。

 6月30日には0.2回、被安打4、7失点で終わったものの、続く6度の登板は完璧で、その間の防御率は1.58だ。これは5回以上先発した投手の中で最も低い数字を誇るとのこと。同記事では、1つ目に「試合が進むにつれ、コントロールをマスターした」と挙げる。実際、今季最初の5試合は、1試合平均で4人に四球を与えていたが、7月からここまで合計で4つのフォアボールに留めているのだ。

 続けて「スライダーの使用を増やした」「4シームの量を減らした」と2つの要因を挙げた。6月までに登板した12試合では、4シーム53.2%、スプリット19.3%、スライダー14.3%、カットボール9.9%、カーブ3.3%に対し、その後は4シーム41.1%、スライダー24.9%、カットボール17.9%、スプリット11.4%、カーブ4.7%と配球を変えたようだ。
 
 そして「彼のスプリットが本当に良い状態を保っていること」と4つ目を記した。同氏によれば、「オオタニがスプリットで締める時、打席に入るバッターの打率は.075。これは今季のどの投手より低い数字である」と評価した。

 最後には、ア・リーグのサイ・ヤング賞候補の可能性も示唆している。

「ランス・リン(ホワイトソックス)、カルロス・ロドン(ホワイトソックス)、ゲリット・コール(ヤンキース)に比べればイニング数はないが、このままうまく投げ続ければ、自分がALサイ・ヤング賞争いに加わる可能性があると考え始める価値がある」

 シーズン終盤になるにつれサイ・ヤング賞の声も大きくなり、期待せずにはいられないが、まずは1試合ずつのパフォーマンスに注目したい。

構成●THE DIGEST編集部 

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