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「とくに打席内容がひどい」3被弾、3三振と精彩を欠いた大谷翔平をエンジェルス専門メディアが酷評!

THE DIGEST編集部

2021.08.26

リアル二刀流でマウンドに立った大谷。汗を滴らせて奮闘を続けたが、結果には結びつかなかった。(C)Getty Images

リアル二刀流でマウンドに立った大谷。汗を滴らせて奮闘を続けたが、結果には結びつかなかった。(C)Getty Images

 折からの猛暑に、さすがの偉才も苦しんだ。

 現地時間8月25日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、敵地で行なわれたボルティモア・オリオールズ戦に「1番・投手」で先発出場。投げては5回で4失点を喫して降板となり、打っても4打数ノーヒット、3三振という厳しい内容に終わった。
【動画】指揮官マッドンは評価した大谷翔平の7Kハイライトはこちら

 今季9勝目を狙った大谷だったが、初回からオリオールズの手痛い攻撃をくらう。相手先頭打者セドリック・マリンズにいきなりバックスクリーンまで運ばれて失点。さらに2死を取って迎えた4番アンソニー・サンタンダーにもライトスタンドに運ばれた。

 大谷が1試合に複数本塁打を許したのはメジャー初の出来事だ。これで出端をくじかれた右腕は、自慢の打撃でもなかなか見せ場を作り切れず、4回にはオリオールズの5番D.J.スチュワートに左中間への特大アーチもお見舞いされた。

 その後、味方打線の援護もあって勝利投手の権利を得てマウンドを降りる。しかし後続が打たれて、結局白星は得られなかった。
 
 試合後にジョー・マッドン監督は「いつものシャープさがなかった」と評しながらも、「マウンド上はおそらく華氏100度(摂氏約38度)近くあった。それ以外の要素を含め、今日のショウヘイにはさまざまな影響があった」と27歳を擁護。一方で、エースに期待を寄せる現地メディアからは辛辣な声が飛んだ。

 日夜、エンジェルスのあらゆる情報を発信している専門メディア『Halos Heaven』は、「今夜のチームは恥ずかしながら、マウンドで自ら破壊に進んだ」と8回に逆転を許した試合内容を酷評。そのうえで、「ショウヘイ・オオタニは最高の状態ではなかった」と論じた。

「オオタニは勝利を収めるために十分な努力をしていた。だが、投打の状態はお世辞にも最高とは言えないものだった。とくに打席内容がひどい。4打席で3三振を喫し、彼は球界で3番目に三振数(154)の多いバッターとなった(1位はギャロ:170、2位はM・チャップマン:163)」

 開幕から怒涛の快進撃を続けてきた大谷には、ここにきて“勤続疲労”の影響が色濃くなっている。シーズン終盤に向けて、個人タイトル争いの行方にも注目が集まるが、ふたたびギアを上げられるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
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