MLB

「日本で成功を収めてきたからだ」パイレーツ指揮官も絶賛!代打率10割の筒香嘉智に地元紙も賛辞「文句は言えない」

THE DIGEST編集部

2021.08.27

鋭いスイングでホームランを放った筒香。その一打に賛辞が相次いでいる。(C)Getty Images

 和製大砲の勢いが止まらない。

 現地時間8月26日、ピッツバーグ・パイレーツの筒香嘉智が、本拠地で行なわれたセントルイス・カーディナルス戦で、MLBでは日本人初となるシーズン3本目の代打本塁打を放った。
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 一振りで勝負を決めた。チームが6点差を逆転して迎えた7回無死二塁という好機で代打に抜擢された筒香は、相手左腕ヘネシス・カブレラが投じた2球目、92マイル(約148キロ)のフォーシームをジャストミート。強烈な打球はあっという間にライトスタンドに消えていった。

 代打で起用された5試合の戦績は4打数4安打3本塁打と、なんと打率は10割だ。圧巻のスタッツを記録する29歳に、パイレーツのデレク・シェルトン監督も「彼は日本でプレーして多くの成功を収めてきた。だから、うまく対処する方法を、準備する方法を知っているのだと思う。彼の周りで少しでも過ごせば分かると思うが、彼は非常に一貫性があって、とても落ち着いている」と賛辞を贈った。
 
 無論、現地メディアからも驚嘆の声が上がっている。地元紙『Post Gazette』は、パイレーツの終盤の猛攻を称えつつ、「ツツゴウはまだ物足りないと言わんばかりの打撃で、ライトスタンドにボールをかっ飛ばした」と絶賛した。

「パイレーツに移籍してきてからの10試合で4ホーマー。それも3本は代打での数字だ。ツツゴウがパワーを持っているのは明白であり、チームは彼のOPS1.364に何も文句は言えないはずだ。この日本人はチームが必要としていた勢いをもたらした」

 タンパベイ・レイズとロサンゼルス・ドジャースでは思うように成果を上げられなかった筒香。一時はマイナー降格という苦労も味わいながらも、ようやく横浜時代の勝負強い打棒を見せつつある。来シーズン以降の契約に向けて、アピールを続けたいところだ。

構成●THE DIGEST編集部
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