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「文字通り水の中だ!」ヤンキース2A本拠地が台風被害で“沈没”。球団社長は嘆き「いつ試合ができるのか」

THE DIGEST編集部

2021.09.04

アメリカを襲ったハリケーン「アイダ」。ボールパークを完全に水没させる姿が、その猛威を物語っている。(C)Getty Images

アメリカを襲ったハリケーン「アイダ」。ボールパークを完全に水没させる姿が、その猛威を物語っている。(C)Getty Images

 現地8月29日にアメリカに上陸したハリケーン「アイダ」の猛威は、球界にも大きな影響を及ぼしているようだ。

 数百万世帯で停電を引き起こし、ニューヨークでは史上初の洪水警報が出される豪雨がアメリカを襲った。実際、メジャーでもニューヨーク・メッツ対マイアミ・マーリンズ戦、ワシントン・ナショナルズ対フィラデルフィア・フィリーズ戦が中止。しかし、大きな被害が出て話題を呼んでいるのが、マイナーリーグの球場である。

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 ニューヨーク・ヤンキース傘下2Aのソマーセット・ペイトリオッツは、マサチューセッツ州ブリッジウォーターに本拠を構えている。米国北部を襲ったハリケーンの被害は尋常ではなく、TDバンク・ボールパークは現地スポーツメディア『FanSided』が「文字通り水の中にある」と表現するほど、完全に“水没”してしまった。

 グラウンドは芝生が一切見えず、ダグアウト上、内野スタンドの前方も水に浸かっており、球団社長のパトリック・マクベリー氏が「被害がどこまで及んでいるのか、さっぱり見当がつかない。いつ試合ができるか……」とお手上げ状態になる大惨事に。

 幸い、同球場での試合は現地時間9月7日までなかったのは救いだったが、今季61勝43敗で地区首位を快走し、プレーオフ進出が濃厚だっただけにチーム関係者も落胆の様子。現地メディアも「最悪の形でシーズンが終わるかもしれない」と評し、大舞台は別チームの本拠地を借りる可能性も示唆されている。

 ペイトリオッツはもちろん、ハリケーン被害に遭ったすべてが早急に回復することを祈るばかりである。

構成●THE DIGEST編集部
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