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自慢の快速でA・ロッドらの記録を射程に捉えた大谷翔平! 日米で到達者のいない“未知の領域”も見えてきた!?

THE DIGEST編集部

2021.09.06

今季23個目の盗塁を成功させた大谷。彼は図抜けたポテンシャルでスターダムを日々のし上がっている。(C)Getty Images

今季23個目の盗塁を成功させた大谷。彼は図抜けたポテンシャルでスターダムを日々のし上がっている。(C)Getty Images

 球界を騒然とさせる偉才が足で見せた。

 現地時間9月5日に本拠地で開催されたテキサス・レンジャーズ戦。「2番・DH」で先発したロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、四球で出塁した8回に見せ場を作る。2死の場面だったが、相手投手ジョシュ・スボーツのモーションを盗んで、果敢にスタート。快速を飛ばし、悠々と2塁に到達。見事に今季23個目の盗塁に成功させた。

 ここ数日の活躍ぶりは凄まじい。今季16度目の“リアル二刀流”で先発マウンドに立った現地時間9月3日の試合では、渡米後自己最多となる117球の熱投で9勝目をマーク。さらに翌日には43号本塁打を打ち込んでいた。

 この日はノーヒットに終わったものの、小さくないインパクトは残した。そんな大谷は、また一つ偉大な記録の達成に迫っている。それはシーズン40本塁打・25盗塁のアメリカン・リーグレコードだ。
 
 過去の達成者は3人。カーティス・グランダーソン(2011年)、ホゼ・カンセコ(1988、91、98)、アレックス・ロドリゲス(98)と図抜けた身体能力を持つ大物ばかりである。そんなリーグ記録を、大谷は112イニングを投げ、9勝(1敗)、防御率2.97という投球成績を収めながらやってのけようとしているのだから、やはり驚きでしかない。

 打って、投げて、走って――。様々な記録をやってのけてきた27歳のサムライは、日米を通じて前人未到の「50本塁打・30盗塁」の達成も期待される。仮にやってのければ、幾人もの名手たちも入れなかった“未知の領域”に大谷は足を踏み入れる。

 本塁打のペースがやや落ち込んでいる点は気がかりだが、ここまでの快進撃を考えれば、可能性は十分にある。期待は膨らむ一方だ。

構成●THE DIGEST編集部

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