今季の大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が見せてきたパフォーマンスは、異次元だと言っていい。投打での活躍でいくつもの記録を破り、文字通り歴史を塗り替えている。
打ってはメジャートップの43本塁打を筆頭に、93打点、OPS.964といずれもリーグトップクラスを維持。投げても9勝(1敗)で防御率2.97と、チームの大黒柱と呼ぶにふさわしい活躍ぶりを披露している。
【動画】異様な光景を作り出した大谷翔平! 敵地が揺れた登場シーンはこちら
その連日連夜の大活躍に各国メディアやレジェンドOBたちが酔いしれた。元ニューヨーク・ヤンキースのC.C.サバシアは、自身のポッドキャスト番組『R2C2』で米球界の偉人であるベーブ・ルースとの比較について「オオタニは地球上で最高の選手さ。オオタニのほうが優れている」と断言したほどだ。
大谷は野球界を騒然とさせてきた。だが、この偉才の存在をいまだ知らない人々がいるのも事実だ。米紙『The Colombus Dispatch』は、「オオタニはいまだに一部の集団からは『オオタニって誰?』と言われている」と論じた。
今季の大谷の快進撃について「言えることは山のようにある。27歳の日本人が二刀流でもたらした脅威は、おそらくメジャーリーグ史で最高の出来事であり、彼が変化させた史上最高のシーズンを語るのは一語では不十分だ」と力説。そのうえで、元MLB投手のケント・マーカーの言葉を紹介した。
「私はもちろん、野球を毎日チェックしている。そして彼がやってのけていることは本当に素晴らしいと思う。だが、私の娘はオオタニが何者なのかを理解していないだろう」
連日の活躍ぶりを思えば驚きだ。同紙は「公平を期するために言えば、オオタニが無視されているわけではない。だが、本当に得るべき称賛を得られていない」としたうえで、原因が所属するエンジェルスの知名度の低さにあると分析。「いまだにチーム名すら正しく言えない人々が、どうやってチームにいる選手の名前を挙げることができるだろうか?」と説いている。
そして、同紙は、元コラムニストであるボブ・ハンター氏の見解も紹介。次のようにまとめている。
「オオタニが話題の家庭の中心にいない最大の理由は、西海岸のあのチームにいるからだ。もしも、彼がヤンキースでプレーをしていたら、私たちはオオタニの名前を聞くのに、今以上にうんざりしていたはずだ。そして、『ああ、このニュースは別のオオタニの話じゃないのか』ということを思っていたかもしれない」
最後に「オオタニは『誰?』という存在以上でなければいけない選手だ」と結んだ同紙。現地メディアからこうした声が上がるのも、ある意味で大谷の凄さと言えるのかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】世界が驚嘆する偉才・大谷翔平のキャリアを厳選ショットで一挙公開!花巻東、日ハム、エンジェルスでの活躍を振り返る
打ってはメジャートップの43本塁打を筆頭に、93打点、OPS.964といずれもリーグトップクラスを維持。投げても9勝(1敗)で防御率2.97と、チームの大黒柱と呼ぶにふさわしい活躍ぶりを披露している。
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その連日連夜の大活躍に各国メディアやレジェンドOBたちが酔いしれた。元ニューヨーク・ヤンキースのC.C.サバシアは、自身のポッドキャスト番組『R2C2』で米球界の偉人であるベーブ・ルースとの比較について「オオタニは地球上で最高の選手さ。オオタニのほうが優れている」と断言したほどだ。
大谷は野球界を騒然とさせてきた。だが、この偉才の存在をいまだ知らない人々がいるのも事実だ。米紙『The Colombus Dispatch』は、「オオタニはいまだに一部の集団からは『オオタニって誰?』と言われている」と論じた。
今季の大谷の快進撃について「言えることは山のようにある。27歳の日本人が二刀流でもたらした脅威は、おそらくメジャーリーグ史で最高の出来事であり、彼が変化させた史上最高のシーズンを語るのは一語では不十分だ」と力説。そのうえで、元MLB投手のケント・マーカーの言葉を紹介した。
「私はもちろん、野球を毎日チェックしている。そして彼がやってのけていることは本当に素晴らしいと思う。だが、私の娘はオオタニが何者なのかを理解していないだろう」
連日の活躍ぶりを思えば驚きだ。同紙は「公平を期するために言えば、オオタニが無視されているわけではない。だが、本当に得るべき称賛を得られていない」としたうえで、原因が所属するエンジェルスの知名度の低さにあると分析。「いまだにチーム名すら正しく言えない人々が、どうやってチームにいる選手の名前を挙げることができるだろうか?」と説いている。
そして、同紙は、元コラムニストであるボブ・ハンター氏の見解も紹介。次のようにまとめている。
「オオタニが話題の家庭の中心にいない最大の理由は、西海岸のあのチームにいるからだ。もしも、彼がヤンキースでプレーをしていたら、私たちはオオタニの名前を聞くのに、今以上にうんざりしていたはずだ。そして、『ああ、このニュースは別のオオタニの話じゃないのか』ということを思っていたかもしれない」
最後に「オオタニは『誰?』という存在以上でなければいけない選手だ」と結んだ同紙。現地メディアからこうした声が上がるのも、ある意味で大谷の凄さと言えるのかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
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