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「ついにオオタニに並んだ!」ブラディミール・ゲレーロJr.が圧巻の182キロ弾で44号!「三冠王にも現実味」

THE DIGEST編集部

2021.09.13

ついにメジャートップとなる44号ホームランを放ち、天を仰ぐゲレーロJr.。三冠王の偉業も夢ではなくなっている。(C)Getty Images

 ついに"神童"が、"怪物"に追いついた。

 現地時間9月12日、ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)がオリオールズ戦の2回に今季44号ホームランを放ち、MLBトップの大谷翔平(エンジェルス)の本数に並んだ。

 オリオールズ先発のザック・ロウザーが投じた初球、インコースに来た直球をゲレーロJ.は一閃。打球は一直線にレフトのポール際に飛び込んだ。打球速度約182キロの弾丸ライナーで、MLB公式のサラ・ラングスによると、ゲレーロJr.が181.8キロ以上の速度で本塁打を放つのは、これでキャリア13本目だという。
 
 この一打には各メディアが一斉に「オオタニに並んだ!」と報道。また、44号は父であるブラディミール・ゲレーロ・シニアが、モントリオール・エクスポズ(現ナショナルズ)時代の2000年に記録したキャリアハイに並ぶ数字でもある。

 これでゲレーロJr.は打率.320が1位、本塁打で1位タイに加え、打点でもトップのホゼ・アブレイユ(ホワイトソックス)に5点差に迫ったため、カナダのスポーツ専門チャンネル『Sportsnet』の記者であるベン・ニコルソン=スミスは「三冠王も現実味を帯びてきた」とツイート。2012年のミゲル・カブレラ(タイガース)に次ぎ、アメリカ国外出身者で史上2人目の偉業も射程圏に捉えてきた。

 なお、ブルージェイズは2本の満塁弾を含む5本塁打。ゲレーロJr.に何度も祝砲を捧げるような形となり、22対7で大勝した。一方の大谷はこの日のアストロズ戦に「2番・DH」で出場したが、4打席に立って本塁打は出なかった。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】大谷、そして偉大な父に並ぶ一発!ゲレーロJr.の弾丸44号
 
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