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MLB

「本塁打王=MVPじゃない!」MVP議論でマッドンがファンへ訴え!ゲレーロJr.称賛も大谷を推挙「“我々の男”も素晴らしい」

THE DIGEST編集部

2021.09.15

ホームラン王争いをするゲレーロJr.(左)、大谷(中央)、ペレス(右)。彼らはMVPを巡る論争をカオスなものにさせている。(C)Getty Images

ホームラン王争いをするゲレーロJr.(左)、大谷(中央)、ペレス(右)。彼らはMVPを巡る論争をカオスなものにさせている。(C)Getty Images

 MLBのレギュラーシーズンが終盤戦に突入するなかで、MVPを巡る論争が白熱している。

 候補の筆頭は、やはりシーズンを通して異次元の活躍を続ける大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だ。現地時間9月14日に敵地で行なわれたシカゴ・ホワイトソックス戦では4打数無安打1四球3三振と苦しんだが、それでもなお、その立場は揺るがない。

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 そんな27歳だが、後半戦に入ってからはややペースダウン。6月27日からおよそ2か月半に渡ってトップの座に君臨してきた本塁打王争いでも、ここ10試合で6本量産するブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)に抜かれた。

 目下、アメリカン・リーグの本塁打王争いは、ゲレーロJr.が45本でトップに君臨。それに大谷が44本、そしてサルバトール・ペレス(カンザスシティ・ロイヤルズ)が43本で続く。この3人による熾烈な争いは、「MVPに相応しいのは誰か」という論争にも波及している。

 この議論に一石を投じたのが、エンジェルスを率いる名将ジョー・マッドン監督だ。現地時間9月14日のホワイトソックスを前にした会見で「(ゲレーロJr.は)攻撃的で素晴らしい年を過ごしていて、疑いの余地がない。だけど、我々の男もそうだ」と語り、ファンにこう呼び掛けた。
 
「本塁打王のタイトルを獲った者が、イコール、MVPレースも制すると考えを傾けないで欲しい」

 背番号17はあくまでも“二刀流”だ。44本塁打、94打点はゲレーロJr.よりも少ないが、彼には9勝2敗で防御率3.36、136奪三振という圧巻の投球成績もある。

 残すところ3週間。本塁打王のタイトル争いやMVPレースは、どの様な結末を迎えるだろうか。二刀流戦士の終盤戦のパフォーマンスとともに、タイトル争いにも注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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