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MLB

大谷翔平の存在感を証明! ベーブ・ルースに並べずも申告敬遠で“51年ぶりの珍事”を引き起こす「オオタニがついに」

THE DIGEST編集部

2021.09.11

第1打席に本塁打を放った大谷。その後はいずれも勝負を避けられ、MLB史に残るシーンが生まれた。(C)Getty Images

第1打席に本塁打を放った大谷。その後はいずれも勝負を避けられ、MLB史に残るシーンが生まれた。(C)Getty Images

 大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が、驚きの歴史を掘り起こした。

 現地時間9月10日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷は、敵地で行なわれたヒューストン・アストロズ戦に「2番・投手」で先発出場。3回1/3を投げ、9安打4失点で降板した。
【動画】弾丸ライナーで放り込んだ! 大谷翔平の44号ホームランはこちら

 投げては自己ワーストの被安打9に終わった大谷だが、打撃は初回から好調だった。過去の対戦で打率.091と封じられていたフランバー・バルデスから、いきなり4試合ぶりの44号本塁打をマークする。だがその後、3回の第2打席に勝負を避けられて四球で出塁し、2死二、三の場面で迎えた4回の第3打席では申告敬遠で歩かされた。
 
 4回途中でマウンドを降りるまで、全打席で出塁。大きな話題となったのは、明確に勝負を避けられた第3打席だ。クローズアップされた理由は、大谷が“投手”であったため。実はアメリカン・リーグにおいて投手が敬遠されるのは、1970年9月のジム・カート(ミネソタ・ツインズ)以来となる珍しい光景だったのだ。

 MLBキャリア25年で283勝を挙げたカートと同じシーンを演じた27歳。米紙『Washington Post』は「過去51年に渡ってアメリカン・リーグでは、誰も投手が歩かされたことはなかったが、オオタニがついに外された」と報じている。

 惜しくも1918年にベーブ・ルースが記録した「二桁本塁打・二桁勝利」の偉業達成はお預けとなったが、大谷がその存在感の大きさをあらためて知らしめた。

構成●THE DIGEST編集部

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