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「間違いなく報復だ!」大谷翔平への“死球”にマッドン監督が嘆き! 敵将ラルーサは「故意でない」と真向否定「つじつまが合わない」

THE DIGEST編集部

2021.09.17

大谷への死球を“報復”と主張したマッドン監督(左)。退場処分が下されたラルーサ監督(右)はこれを否定している。(C)Getty Images

 二刀流スターに対する"死球"が波紋を広げている。

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 現地時間9月17日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、敵地で行なわれたシカゴ・ホワイトソックス戦に「3番・DH」で先発出場。4打数2安打でチームの勝利に貢献したなか、6点リードの9回に巡ってきた第5打席では右ふくらはぎへ死球を受ける一幕があった。

 この回の2死で大谷と対峙した右腕マイク・ライトJr.は、荒れ気味の投球が続いた。2球目が内角ギリギリを突くと、カウント2-1から4球目の90.4マイル(約145.5キロ)が大谷の右ふくらはぎに直撃。審判団はこれを「故意死球」と判断し、ライトJr.、不服の抗議に出たトニー・ラルーサ監督へ退場処分を下す事態となった。
 
 MLB公式サイトによると、これを受けたエンジェルスのジョー・マッドン監督は、試合後の会見で「間違いない」と断言。さらに「我々も2人に死球を与えてしまっていた。(カイル・)タイラーが(ホゼ・)アブレイユに、(オリバー・)オルテガがボールを滑らせて死球になった。だからあれは報復だ。我々は分かっているよ」と話した。

 一方、ラルーサ監督は「あれは故意ではない。つじつまが合わない」と"報復死球"を否定。さらに処分を下した審判に対し、「彼は(一昨日の)初戦に原因を感じているようだ。我々がぶつけられてばかりだったからね。それに気づいていながら、何もしなかった。そして今回のを故意だと判断し、ミスを犯してしまったんだ」と語っている。

 終盤に大荒れとなった同試合はエンジェルスが9対3と快勝。前日に続いて2連勝を飾っている。

構成●THE DIGEST編集部

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