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大谷翔平は“打撃不振”を拭えず。8試合ぶりのマルチも米メディアは状態を不安視「原因は明らかに彼以外にある」

THE DIGEST編集部

2021.09.17

特大のファウルボールなど、“らしい”一打は放った大谷。しかし、ヒットはいずれも当たり損ねの内野安打だった。(C)Getty Images

特大のファウルボールなど、“らしい”一打は放った大谷。しかし、ヒットはいずれも当たり損ねの内野安打だった。(C)Getty Images

 この試合でも快音は聞かれなかった。

 現地時間9月16日、大谷は敵地で行なわれたシカゴ・ホワイトソックス戦に「3番・DH」で先発出場。4打数2安打2三振1死球。本塁打王を争うサルバドール・ペレス(カンザスシティ・ロイヤルズ)が捕手のシーズン最多記録(45本)に並ぶなかで、期待された一発は打てなかった。
【動画】不振ぶりが顕著!? 外角球をあっさり振った大谷翔平の三振シーン

 9月に入ってコンタクト率が60.8%まで下降し、打率も.158と低迷。明らかなスランプに陥っている大谷。この日は初回に一塁ベースに打球が当たって跳ね上がるラッキーな形の内野安打で出塁すると、5回の第3打席にも快速を飛ばして内野安打をマーク。9月4日のテキサス・レンジャーズ戦以来となるマルチヒットを記録した。
 
 もっとも4回に5点を叩き出して9対3で快勝したチームにあって、会心のヒットは見られなかった。それだけに地元メディアも状態を危惧している。エンジェルスをこよなく愛する専門サイト『Halos Heaven』は「オオタニのスランプは明らかに彼以外の事柄に原因がある。彼に対する援護は間違いなく欠如していた」と分析した。

 右腕の痛みから翌日のオークランド・アスレティックス戦に予定されていた先発登板を回避すると発表された大谷。試合後には笑顔でリラックスした表情を浮かべていたが、偉才の状態が不安視される。

構成●THE DIGEST編集部

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