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「美しかった」大谷翔平に復調の兆し? 名将マッドンがスイングに見た手応え「彼はここから熱くなっていく」

THE DIGEST編集部

2021.09.19

マルチ安打で打率を.258に上昇させた大谷。アーチは生まれなかったものの、復調を感じさせる活躍だ。(C)Getty Images

マルチ安打で打率を.258に上昇させた大谷。アーチは生まれなかったものの、復調を感じさせる活躍だ。(C)Getty Images

 スランプに陥っていたサムライが復調の兆しを見せている。

【動画】精神状態も悪くない!? 相手選手の肩をモミモミした大谷翔平の笑顔シーン

 現地時間9月18日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地で行なわれたオークランド・アスレティックス戦に「3番・DH」で先発出場。チームが1対3で敗れ、自身にも期待されていた45号は出なかったが、4打数2安打と2試合ぶりのマルチ安打をマークした。

 この日、第1、2打席をライトフライ、空振り三振に抑えられた大谷。7回の第3打席で2番手デオリス・グエラと対峙すると、バットを折りながらもレフト前ヒットをマーク。さらに続く第4打席では、相手クローザーのアンドリュー・チャフィンから痛烈なセンター前ヒットを放った。
 
 逆方向へ飛ばしたこの2打席連続安打には、エンジェルスの指揮官も賛辞を送る。地元紙『LA Times』などの取材に応じたジョー・マッドン監督は「美しかった」と振り返り、「あの方向へ打っていけば、彼はシーズンの終わりへ向けて熱くなっていくだろう」と語った。

 さらに「彼がうまくいっているときの姿だ。引っ張りモードになっているときは難しい」と大谷のスイングを分析した名将は、残りのシーズンを見据え、こう続けた。

「おそらく(以前までの)正しい動きを感じていなかっただろう。(打球が)左中間の方向に戻ってきて、力強い終わり方が見られたらいいね」

 このところはコンスタントに安打をマークしているものの、7試合連続で快音を響かせていない大谷。マッドン監督の言うように、残りわずかとなったレギュラーシーズンでの再上昇に期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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