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「この男は凄い!」大谷翔平が“渾身の一球”で三振締め!満塁のピンチを凌ぐ快投に現地メディアも熱狂

THE DIGEST編集部

2021.09.20

満塁のピンチも三振で切り抜けた大谷は、雄叫びをあげながらガッツポーズを見せた。(C)Getty Images

満塁のピンチも三振で切り抜けた大谷は、雄叫びをあげながらガッツポーズを見せた。(C)Getty Images

 文字通りの熱投だった。現地9月19日に行なわれたオークランド・アスレティックス戦に「2番・投手」でスタメン出場したロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、8回108球を投げ、被安打5、2失点、今季自己最多タイの10奪三振を記録した。

【動画】「この男は凄い!」渾身の三振締めで雄叫びをあげる大谷をチェック

 この日は伝家の宝刀スプリットが冴えわたり、初回から三振の山を築いた。3回ヤン・ゴームズ、4回マット・チャップマンにソロ本塁打を浴び2点リードを許したが、大きく崩れはせず、7回には三者三振の快投を見せた。

 8回にマウンドに上がった背番号17は、四球や死球で自ら満塁のピンチを招く。なんとか2アウトを取り、迎えたのはこの日ホームランを放つチャップマン。球場に詰めかけたファンから「MVPコール」で大声援が送られるなか、ボールカウント2-2としてからの6球目に最高のスプリットで10個目の三振を奪取。気迫の投球を見せた大谷は、珍しく雄叫びを上げ、ガッツポーズを決めた。
 
 この投球に現地ファンやメディアも熱狂している。チームの公式Twitterは「最高!」と2文字の日本語で喜びを綴ると、米放送局『Fox Sports』のベン・バーランダー氏は、「ショウヘイ・オオタニが8回をえぐいスプリットで三振締め!信じられない」と興奮気味に伝えた。

 また満塁を力投で切り抜けた27歳をエンジェルス公式ラジオの司会者トレント・ラッシュ氏は「この男は凄い!」と絶賛。エンジェルス放送局『Bally Sports West』のパトリック・オニール氏は、雄叫びを見せた大谷を「全ての感情を示している!とてもクールだ!」とコメントしている。

 打っては2打数無安打2四球1三振と快音響かず。打線の援護にも恵まれず、10勝目は次回にお預けに。なお、チームは0対2で迎えた9回裏に同点に追いつき、大谷の黒星は消えたものの、延長10回に再び1点を返され、2対3で敗れている。

構成●THE DIGEST編集部 

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