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「悲しそうな顔に見える」大谷翔平、申告敬遠2回を含む4四球に現地メディアも落胆。アストロズは“大谷煽り”後に勝負を避ける

THE DIGEST編集部

2021.09.23

4四球、うち申告敬遠2回とまったく勝負されずに、大谷の表情は悲しそうだった。(C)Getty Images

 強打者がゆえの苦しみに、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が陥っている。

 現地時間9月22日、本拠地で行なわれているヒューストン・アストロズ戦に「3番・DH 」で先発した大谷は、この日自己最多の4四球を記録した。もっとも、『Fox Sports』のアナリスト、ベン・バーランダー氏が「ショウヘイ・オオタニに申告敬遠をするのを止めろ! (僕には)彼の顔が悲しそうに見える」と嘆いたように、そのうち2つは敬遠でマークしたものだった。

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 アストロズの先発は、大谷が今季2本塁打を打っているルイス・ガルシア。相手右腕はやられている印象があるからか、1打席目はまったくストライクゾーンにかすめることなくストレートの四球を出すと、2打席目もファウル1球のみで連続四球。3打席目、大谷は勝負してもらえないと思ったからか、やや強引なスウィングで一塁ゴロに終わり、46号の快音は聞かれなかった。

 すると4打席目、チームは逆転して2死ながら走者二塁で打席が回ってきた。しかし、盛り上がる場内とは対照的に、アストロズは"冷静に"申告敬遠で大谷を歩かせる。当然のように鳴り響くブーイング。そして延長10回、走者二塁で先頭打者の大谷が打席に立つと、アストロズは"まさか"の勝負へ。しかし、2球とも外角に外れると、再び申告敬遠でさらに大きなブーイングがアナハイムの夜空にこだましたのだった。

 本塁打王に向けて1打席1打席が大事になってくることもあり、大谷も「打ちたいなぁ」といった表情を浮かべて一塁に歩き出す姿が印象的だった。さらに言えば、アストロズは前日に45号を許す前の打席にて、大谷が三振した場面に「これがMVP?」とツイート(炎上して現在は削除)して"煽っていた"過去も踏まえると、より一層、何か言いたくなることも理解できる。

 現在は延長12回まで突入。大谷に6打席目は訪れるだろうか。そして、実現した時、果たして勝負されるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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