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MLB

大谷翔平と本塁打王を争う大型捕手ペレスの“弱点”。投手泣かせの「球界最低級のフレーミング」

THE DIGEST編集部

2021.09.23

“大谷のライバル”として知名度急上昇中のペレス(右)。46号アーチを放つ一方で、攻守に抱える欠点とは?(C)Getty Images

“大谷のライバル”として知名度急上昇中のペレス(右)。46号アーチを放つ一方で、攻守に抱える欠点とは?(C)Getty Images

 現地時間9月21日、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が10試合ぶりとなる今季45号を放ち、メジャー1位の2人に一本差まで迫った。6月末から本塁打王争いのトップをひた走ってきた大谷だったが8月以降に失速。その間に二人の選手が猛追し、現在はリードを許す展開になっている。

【動画】豪快な一発!10戦ぶりに見せた45号HRをチェック

 大谷の前を行く一人は、シーズン序盤からライバルとして熾烈な争いを見せていたブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)。現在、打率.321はリーグ1位、46本塁打は1位タイ、105打点はリーグ4位タイ。22歳の若さにして三冠王も視野に入る勢いを見せている。

 そして、もう一人がサルバドール・ペレス(カンザスシティ・ロイヤルズ)だ。8月に球団タイ記録の5試合連続を含む12発と爆発すると、9月20日にはゲレーロJr.に並ぶ46号を放ち、捕手シーズン歴代最多本塁打記録も更新。115打点はメジャートップであり、捕手という重労働ポジションながら二冠王も射程圏に捉えている。

“大谷のライバル”として、日本でもにわかに知名度が上がりつつある両名。今回はペレスの気になるデータについて紹介してみたいと思う。
 
 以前も打撃面の弱点=出塁率の低さについて言及したが、ペレスはこれだけ本塁打を打っているにもかかわらず、出塁率はメジャー平均と同じ.317。短縮シーズンだった昨季を除き、正捕手となった2013年以降は出塁率3割を一度も超えないなど、総合的な打力については大谷とゲレーロJr.の域にはいない。

 そして、打撃の課題以上に、ある意味で看過できないのが捕手としての「能力」だ。過去にゴールドグラブを5回受賞し、今季も盗塁阻止率.450で3度目のリーグ1位が狙える男の守備に何の問題があるのかと思うかもしれない。しかし、ここ数年に重要度が増している“ある指標”において、ペレスは球界ワーストクラスにとどまっているのである。

「フレーミング」。日本球界でも徐々に浸透しつつある捕球技術は、ミットをずらすような行為ではなく、“フレーミングの王様”として絶対的な地位を得たタイラー・フラワーズの言葉を借りれば「ストライクを、ストライクと正確に判定してもらう技術」のことを指す。データ分析の結果、ストライクを1球多く勝ち取ると0.125点の価値があるとされ、つまり100球多くコールされれば、12点以上も阻止した計算となる。
 
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フレーミングだけで年間18点以上も損失?

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