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MLB

「常識的なエチケットではないが」大谷翔平への申告敬遠をマリナーズ監督が弁明!「彼は45の本塁打を打っているんだ」

THE DIGEST編集部

2021.09.26

大谷(左)に4四球を与えた試合内容について、サーバイス監督(右)が会見で振り返っている。(C)Getty Images

大谷(左)に4四球を与えた試合内容について、サーバイス監督(右)が会見で振り返っている。(C)Getty Images

 大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)の強打者ぶりが、改めてうかがい知れる瞬間でもあった。 

【画像】大谷翔平もガックリ。四球後に見せた貴重な表情をチェック

 現地時間9月24日、本拠地でのシアトル・マリナーズ戦に「2番・DH」で先発出場した大谷は、1打数1三振4四球と3試合連続のノーヒットで終了。先のヒューストン・アストロズ戦に続いて勝負を避けられる展開となり、チームも5対6と勝利をものにできなかった。

 この日の第1打席で空振り三振を喫した大谷は、その後の打席で徹底的なマークを浴びた。2死二塁で迎えた3回第2打席で2ボールから申告敬遠を受けると、5回の第3打席は四球を選択。投手交代後の第4打席も四球となり、最後は1点を追う9回に1死走者なしから敬遠が申告された。
 
 試合後、マリナーズを率いるスコット・サーバイス監督は会見で今回の戦略を弁明。MLB公式サイトによると、大谷の今季を「オオタニは45の本塁打を放っているんだ。そう、彼は驚異的なシーズンを過ごしている。明らかに、彼は(エンジェルスの)ラインナップにおける大きな打力なんだ」と評したという。

 さらに「9回に同点の走者を出すというのは、常識的な野球のエチケットではないかもしれない」と認めつつも、「あの場面で試してみる価値があると思った」と当時の状況をコメントしたサーバイス監督。「2021年のマリナーズは型にはまらない。問題でもあるだろうか?」と悪びれる様子もなく、同シーンを振り返っている。

 警戒されているからこその“四球攻め”だが、本塁打争いの真っ最中ということもあり、今は個人タイトル獲得に向けてアピールをしておきたいところ。シーズン終盤に立ちはだかったこの試練に対し、大谷はどのように対応していくのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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