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「グラブを壊し始めたらMVPだよ」大谷翔平の“175キロ弾丸ライナー"に指揮官が確信!「受賞を駆り立てるものだ」

THE DIGEST編集部

2021.09.30

9回には相手二塁手のグラブを突き破る、弾丸ライナーを放った大谷。(C)Getty Images

 日本の偉才が起こした"珍事"に驚きの声が上がっている。

【動画】大谷が二塁手のグラブを破壊⁉ 9回に見せた強烈なライト前ヒットをチェック

 現地時間9月29日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、敵地のテキサス・レンジャーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、史上6人目の「45本塁打&25盗塁」を達成。さらに、日本人選手としてイチロー(マリナーズ、2008年)以来のシーズン100得点をマークするなど、7対2のチーム勝利に貢献した。

 記録ずくめとなったこの日、4番手のジョシュ・スボーツと対峙した9回無死一塁の第5打席では、まさかの"珍事"が生まれた。大谷はカウント3―1から5球目を強振すると、109マイル(約175.4キロ)で飛び出した打球は、なんと二塁手アンディ・イバニェスのグラブを破壊。これが3試合ぶりのマルチ安打となったのだ。
 
 大暴れを見せた背番号17に、エンジェルスの名将も賛辞を惜しまない。MLB公式サイトによると、試合後の会見に現れたジョー・マッドン監督は、9回のライト前ヒットを受けて「あれはMVP受賞を駆り立てるものとなっただろう。グラブを壊し始めたら、もうMVPだよ」と絶賛したという。

 さらに、ここまで多くの記録が打ち立てられた今シーズンを、改めて「彼にとって画期的なことが多く起こった最初の年だ」と表現すると、「それはこれからも続いていくと思うよ」と今後へ期待のメッセージ。その後も「本当に意欲的で、自身の体調管理も完璧だ」と称賛しきりだった。

 開幕から快進撃を続け、まだまだその足を止めない大谷。今季の残り4試合は登板せず、打者に専念することが明かされたが、はたして今後どのようなパフォーマンスが見られるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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