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「もしPO出場がかかっていたら」大谷翔平の起用法についてエンジェルスGMが発言!「真っ先に登板したのに」

THE DIGEST編集部

2021.10.01

今季残り試合は打者に専念することになった大谷。仮にチームが好成績を残していれば、10勝にチャレンジする機会もあったことだろう。(C)Getty Images

 大谷翔平は、現地時間9月26日に本拠地で行なわれたシアトル・マリナーズ戦で投手として今季最後の戦いを終え、残りの3試合は打席に集中することとなった。

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 エンジェルスのジョー・マッドン監督は29日、大谷との話し合いの結果、大谷がマリナーズ戦での最終戦に登板しないことをお互いに決定したと述べた。

「マウンドで証明しなければいけないことは何もない」と語ったマッドン監督だが、一方イリノイ州を中心としたニュースサイト『Illinois News Today』によるとエンジェルスのG Mであるペリー・ミナシアン氏は次のように語ったという。

「もし我々がプレーオフ争いに参加していれば、彼が最初に登板するのは明らかだ。しかし、この状況では……。彼が残した功績はとても素晴らしい。来年も彼が何をしてくれるのか楽しみだ。変に聞こえるかもしれないが、私はまだ別のレベルがあると思っている」と大谷の今年の活躍を称賛し、来年への大きな期待を膨らませた。
 
 大谷はエンジェルスで4シーズン目だが、エンジェルスが最後にプレーオフに出場したのは2014年のことで、7年連続でプレーオフを逃したことになる。

 大谷はトミー・ジョン手術を受けた2019年に投手としての出場はなく、昨シーズンは2登板しかなかった。今年になり、開幕から驚異のスタートダッシュを見せ、二刀流センセーショナルを巻き起こし、オールスターではその歴史の中で、初めての二刀流の先発選手として出場。今シーズンは23試合の先発で130と1/3イニングを投げ、156奪三振、44四球、防御率.318の成績を残した。また現在、MVP候補の筆頭に挙げられている。
米スポーツサイト『Lyndy’s sports』によるとマッドン監督は、大谷を来季、指名打者、そして6人の投手のローテーションの中に組むこむ予定でいるという。

「来年も同じように、イニング数を増やしてほしいと思う。それだけだ」と期待を口にした指揮官が、来季も大谷に二刀流を継続させるのは間違いない。来季は二刀流のみならず、プレーオフ進出そしてワールドシリーズで戦う大谷の姿を見たいものだ。

構成●THE DIGEST編集部

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