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「投手が優先事項になる」エンジェルスGMがオフの“補強”方針を示す!FA市場にはシャーザーら超大物も

THE DIGEST編集部

2021.10.05

大谷を擁するエンジェルス。ミナシアンGMが来季について語った。(C)Getty Images

"二刀流"大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が、史上初となる投打5部門で「クインタプル100」を達成するなどシーズンを通してチームに貢献するも、エンジェルスは77勝85敗で今年もポストシーズン進出はできずに終わった。

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 4年連続アメリカン・リーグ西部地区4位と低迷が続くエンジェルス。今季のチーム防御率は4.69と、ア・リーグで4番目に悪い投手成績だった。MLB公式サイト『MLB.com』の記事によれば、「投手が十分でなかった。明らかに今年はそれを示していた」とエンジェルスのGMであるペリー・ミナシアン氏が振り返り、「投手が常に優先事項になるだろう」と今オフの補強について語っているという。

 今季のFA市場には、マックス・シャーザー(ワシントン・ナショナルズ)、ザック・グレインキー(ヒューストン・アストロズ)、マーカス・ストローマン(ニューヨーク・メッツ)、ロビー・レイ(トロント・ブルージェイズ)、ケビン・ゴーズマン(ボルティモア・オリオールズ)、カルロス・ロドン(シカゴ・ホワイトソックス)など有名投手がずらりと並ぶ。

 エンジェルスの来季は大谷、パトリック・サンドバル、ホゼ・スアレスを含めた6人のローテーションが見込まれており、ミナシアン氏は、FAないしはトレードで「絶対に3人か4人は先発投手を追加したい、素晴らしい選手を!」と意欲を示すも、「ただ現実的にそれは本当に難しいし、簡単ではない」とも口にする。
 
 また今季守護神として34セーブ果たしたライセル・イグレシアスもFAに出るため、ブルペン陣も課題のひとつだ。後半戦では特に「若いブルペン陣の腕に興奮した。そして重要な場面で投げたことで経験を得られたのでは」と総括したGMは、「人数を増やし、さらに質も必要」と課題を明かす。

 さらに同記事では遊撃手も改善すべき分野に挙げている。今シーズン二塁手で躍動したデビッド・フレッチャーを遊撃手に変え二塁手を獲得する可能性にも触れている。

"勝利"にこだわる大谷を擁するエンジェルス。はたして来季はどの様な布陣で臨むだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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