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「97マイルは投げられる!」大谷翔平に刺激!? レッドソックスの25歳外野手が“二刀流挑戦”を宣言!「色々試す必要がある」

THE DIGEST編集部

2021.10.09

地区シリーズ2戦目は、ホームランを含む5打数3安打2打点の活躍を見せたバーデュゴ。(C)Getty Images

 MLBで新たに"二刀流"を目指す選手が現れた。

 現地時間10月8日、アメリカン・リーグ地区シリーズ第2戦のタンパベイ・レイズ戦を前した会見で、ボストン・レッドソックスの外野手アレックス・バーデュゴが、このオフから投手練習を始めると明言した。

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 今季146試合に出場し、打率.289、出塁率.351、長打率.426、13本塁打、32二塁打、63打点を記録した25歳は、「来年からすぐに投げるかどうかは分からないけど、必ず2023年までに"二刀流"の選手になりたい。先発から全てをやるオオタニではなく、ただリリーバーになりたいだけだ」と明かした。

 アリゾナ州のサフアロ高校時代(2013-14)の10試合(先発は9試合)で4勝3敗、防御率2.26、93奪三振、31四球をマークしていたバーデュゴ。ジュニア時代の成績はさらに良く、14試合(先発は9試合)10勝0敗、防御率1.29、130奪三振、29四球と、なかなかの腕前の投手だったのだ。
 
 好投手として学生時代を過ごした彼が、ふたたびマウンドに上がりたいと希望した。

「うまくいけば速球で90前半から中盤が出て、興奮していれば97マイル(約156.1キロ)は投げられる。カーブ、スライダーは持ってるし、そしてナックルカーブも投げられて、それが持ち球となる」

 シーズンオフに肩の強化や遠投など取り組む予定の25歳は、「色々試す必要はあるだろう。粘着性物質が禁止になったのでカーブは自信ないけど、色々試すのは楽しいと思う」と前向きな姿勢を見せている。

 一方、チームを指揮するアレックス・コーラ監督は「実際に調子は上向きだが、しっかりケアしてスプリングトレーニングに向けて準備する必要がある」と慎重な姿勢を見せている。

 バーデュゴの投手復帰が叶えば、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)に次ぐ"二刀流"となる。MVP候補に目される"二刀流"に刺激を受ける選手は、今後さらに出てくるかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部 

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