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MLB

「オオタニは何度か注射を打った」最強左腕カーショウの“PRP療法”に米記者が懸念!田中将大の過去にも言及

THE DIGEST編集部

2021.10.10

左ひじ負傷で戦列離脱中のカーショウ(中)。過去に大谷(左)、田中(右)も経験があるPRP注射を受けたという。(C)Getty Images

左ひじ負傷で戦列離脱中のカーショウ(中)。過去に大谷(左)、田中(右)も経験があるPRP注射を受けたという。(C)Getty Images

 来春の復活へ向けて“最強左腕”が決断を下した。

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 左肘を痛めて、現在戦線離脱中のクレイトン・カーショウ(ロサンゼルス・ドジャース)は、現地時間10月8日、負傷箇所のトミー・ジョン手術を回避し、PRP療法を受けると表明した。MLB公式サイトによると、来季スプリングトレーニングからの投球再開を目指しているという。

 自らの血液から抽出した多血小板血漿を注射する「PRP療法」。日本人選手では過去に、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)、田中将大(東北楽天ゴールデンイーグルス)らが受けていた再生医療だが、一部ではその効果に懐疑的な意見も囁かれている。
 
 米メディア『Sportico』の名物記者バリー・ブルーム氏は「MLBの整形外科医からPRP注射の効果を証明するものはないと聞いている」と自身のTwitterで反応。「ただのプラシーボだ。オオタニを見てほしい。彼は何度か注射を打ったが、結局トミー・ジョンを受けた」と主張した。

 さらに、フォロワーから「タナカも数年前に受けて手術を回避しているのでは?」との指摘を受けると、「たしかにトミー・ジョンは受けていないが、右ひじの骨棘除去手術を受けている」と回答し、こうつぶやいた。

「タナカのUCL損傷は10%、オオタニはグレード2の50%だった。私は整形外科医が言っていたことを伝えているだけだ」

 メジャー14年目の今季は10勝8敗、防御率3.55という数字を残したカーショウ。この怪我を乗り越え、再び頼れるベテラン左腕としての姿を見せてくれるか。復活を全米が待ち望んでいる。

構成●THE DIGEST編集部

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