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MLB

「ねぇ待って! マジで言ってるの!?」ホワイトソックス捕手の“守備妨害走塁”が物議! 大谷を愛する米アナリストも愕然

THE DIGEST編集部

2021.10.11

アストロズのベイカー監督(左)が「妨害だ」と主張するほど、グランダル(右)の走塁は際どいものだった。(C)Getty Images

アストロズのベイカー監督(左)が「妨害だ」と主張するほど、グランダル(右)の走塁は際どいものだった。(C)Getty Images

“王手”をかけられたチームのワンプレーが物議を醸している。

 騒動の発端となったのは、現地時間10月10日に行なわれたシカゴ・ホワイトソックスとヒューストン・アストロズの地区優勝決定シリーズ第3戦、4回裏のワンプレーだ。

 この試合までに連敗を喫して後がなくなったホワイトソックス。本拠地に戻ってきた彼らが物議の対象となるプレーを見せたのは、7-6と勝ち越して迎えた4回裏1死一、三塁の場面である。

 ここで打席に立ったヤスマニ・グランダルは、外角低めのボール球を強振するも、打球はボテボテのファーストゴロに。ここでアストロズの一塁手ユリ・グリエルは、果敢に突っ込む三塁走者を刺そうと迷わずにホームへ送球するのだが、あろうことかボールは一塁線よりもかなり内側を走っていた打者走者の左肩に直撃。送球が大きく逸れたため、捕手のマーティン・マルドナードがキャッチできずに1点が加わったのだ。

 当然、アストロズの面々は猛抗議。グランダルの走塁が守備妨害に当たると主張したが、判定は覆らず。結局、この一点で流れが傾いた試合は、12-6でホワイトソックスが制した。
 
 グランダルが故意的であったかどうかは定かではない。しかし、インフィールド側に身体を入れながら走ったそれは、敵将のダスティー・ベイカーが「明らかに中にいた。それ自体が妨害だ」と主張したように、守備妨害を取られてもおかしくないものだったのは間違いない。

 周囲の反応も辛辣なものが目立っている。米放送局『FOX Sports』でアナリストを務め、大谷翔平へのマニアぶりでも話題となるベン・バーランダー氏は、自身のTwitterで「ねぇ待って、待ってよ! マジで言ってるの!? 彼ら(審判)は何のために立ってるの? グランダルはわざと肩を入れているじゃないか」と興奮気味に主張。さらにこうもつぶやいた。

「僕が今日学んだこと。僕は野球について何も知らないということだ。そして1920年にルールブックを制定した男を除いて、他の誰も知らないということ」

 とにもかくにも1勝をもぎ取ったホワイトソックス。彼らはここから逆転でリーグ優勝決定戦に勝ち残れるのか。仮にそうなった際には、グランダルのワンプレーがふたたび議論の的となるのは必至だ。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】明らかに故意!? ホワイトソックス捕手の物議を醸した走塁シーン
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