今季のMLBにおける大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)の活躍ぶりは、いまや誰もが認めるところだ。
開幕から怒涛の快進撃を続けた27歳のサムライは、打っては46本塁打、100打点、103得点と圧倒的な成績をマーク。投げても9勝を挙げ、史上初となる「投打5部門での100超え」をやってのけた。
【動画】全46本塁打を一挙振り返り!歴史を築いた大谷翔平の本塁打をチェック
無論、MVPの最右翼だ。近年の受賞レースにおける指標のひとつとなっている「WAR」(打撃、走塁、守備、投球を総合的に評価して選手の貢献度を表す数字)でも、ライバルと見られているブラディミール・ゲレーロJr.(6.8)に大きな差をつける9.0を記録。文字通り敵なしの状況なのだ。
大谷をMVPにと訴える声は根強く、いまや推挙するのはファンやメディアだけではない。球界で唯一無二の二刀流と対峙し、その凄みを直接目の当たりにした“同業者”たちからも相次いでいる。現地時間10月7日にMLBの公式ネットワーク番組のインタビューに応じたヒューストン・アストロズの主砲カルロス・コレアもそのうちのひとりだ。
インタビュアーから「アメリカン・リーグのMVPを誰が獲るのかが話題となっています。あなたは誰が獲るべきだと考えますか?」と問われた27歳は、「本当に難しいよね」と語りだし、こう続けた。
「このテーマに対してバイアスはかけたくない。自分はラテン系の人間だからブラッディ(ブラディミール・ゲレーロJr.)が大好きだよ。彼は本当にいいやつだし、良い友だちでもあるからね。でも、今年はショウヘイ・オオタニが獲るべきだと思う」
球界屈指のカリスマ遊撃手がそう語る理由は何か。「なぜって? ショウヘイのように本塁打を45本以上も打って、150三振も奪える選手はいないだろ?」と主張した。
「たしかに今季のブラッディは開幕から安定して、ずっとスペシャルだった。でも、ムーキー・ベッツやマイク・トラウトみたいな選手たちがそうだけど、メジャーのトップレベルのバッターが、打率や本塁打で爆発的なスタッツを叩き出すシーズンがあるのは皆、分かっているんだ。その時がくれば、彼らが何かのタイトルを獲れるとね。
だけど、ショウヘイみたいなことができる選手はいないよ。それこそ僕が彼をMVPにしたい理由だよ。9月に入った時に、トラウトやレンドーンがいないのにもかかわらず、プレーオフ進出の可能性があったことを考えても、ショウヘイがMVPだね」
審判の時が迫り、大谷のMVP獲得への期待は膨らむばかりだ。そうしたなかでのコレアのコメントは、実に興味深いものとなった。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】世界が驚嘆する偉才・大谷翔平のキャリアを厳選ショットで一挙公開!花巻東、日ハム、エンジェルスでの活躍を振り返る
開幕から怒涛の快進撃を続けた27歳のサムライは、打っては46本塁打、100打点、103得点と圧倒的な成績をマーク。投げても9勝を挙げ、史上初となる「投打5部門での100超え」をやってのけた。
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無論、MVPの最右翼だ。近年の受賞レースにおける指標のひとつとなっている「WAR」(打撃、走塁、守備、投球を総合的に評価して選手の貢献度を表す数字)でも、ライバルと見られているブラディミール・ゲレーロJr.(6.8)に大きな差をつける9.0を記録。文字通り敵なしの状況なのだ。
大谷をMVPにと訴える声は根強く、いまや推挙するのはファンやメディアだけではない。球界で唯一無二の二刀流と対峙し、その凄みを直接目の当たりにした“同業者”たちからも相次いでいる。現地時間10月7日にMLBの公式ネットワーク番組のインタビューに応じたヒューストン・アストロズの主砲カルロス・コレアもそのうちのひとりだ。
インタビュアーから「アメリカン・リーグのMVPを誰が獲るのかが話題となっています。あなたは誰が獲るべきだと考えますか?」と問われた27歳は、「本当に難しいよね」と語りだし、こう続けた。
「このテーマに対してバイアスはかけたくない。自分はラテン系の人間だからブラッディ(ブラディミール・ゲレーロJr.)が大好きだよ。彼は本当にいいやつだし、良い友だちでもあるからね。でも、今年はショウヘイ・オオタニが獲るべきだと思う」
球界屈指のカリスマ遊撃手がそう語る理由は何か。「なぜって? ショウヘイのように本塁打を45本以上も打って、150三振も奪える選手はいないだろ?」と主張した。
「たしかに今季のブラッディは開幕から安定して、ずっとスペシャルだった。でも、ムーキー・ベッツやマイク・トラウトみたいな選手たちがそうだけど、メジャーのトップレベルのバッターが、打率や本塁打で爆発的なスタッツを叩き出すシーズンがあるのは皆、分かっているんだ。その時がくれば、彼らが何かのタイトルを獲れるとね。
だけど、ショウヘイみたいなことができる選手はいないよ。それこそ僕が彼をMVPにしたい理由だよ。9月に入った時に、トラウトやレンドーンがいないのにもかかわらず、プレーオフ進出の可能性があったことを考えても、ショウヘイがMVPだね」
審判の時が迫り、大谷のMVP獲得への期待は膨らむばかりだ。そうしたなかでのコレアのコメントは、実に興味深いものとなった。
構成●THE DIGEST編集部
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