現地時間10月12日に行なわれたアメリカン・リーグ地区シリーズ第4戦で、ヒューストン・アストロズはシカゴ・ホワイトソックスに10-1で快勝。同シリーズ3勝1敗として、5年連続でリーグ優勝決定シリーズに駒を進めた。
【動画】ブーイングを黙らす圧巻弾!ダメ押しの3ランを放つアルトゥーベをチェック
アストロズは疑惑の渦中にあった。第3戦後の会見で、ホワイトソックスのライアン・テペラが「いろいろやっていた過去がある」と発言。球団史上初の世界一に輝いた2017年から翌18年にかけて行なっていたとされるサイン盗みへの疑惑がふたたび浮上していたのだ。
その影響もあって、第4戦の球場は異様な雰囲気となっていた。いつも以上に本拠地であるホワイトソックス・ファンによるブーイングは声量が増していたのである。
それを象徴したシーンが3回のホゼ・アルトゥーベの第2打席だ。先発左腕のカルロス・ロドンが94.8マイル(約152.5キロ)の速球が相手打者の左肩に直撃。思わず痛がる"小さな巨人"に対し、スタンドからは「よくやったぞ」とばかりに歓声を上げた。
だが、2017年のアメリカン・リーグMVPに輝いた男は、その意地で敵ファンを黙らせる。7対1でリードした9回2死一、二塁の場面で、アルトゥーベは甘く入った初球を強振。ダメ押しの3ランホームランを左翼スタンドに放り込んだのだ。
逆風が吹き荒れたなかでの圧巻の一撃には多くのメディアやファンが反応。米スポーツ専門局『ESPN』のエンリケ・ロハス記者は、「ブーイングを黙らせる素晴らしい方法だ!」と発信。また、地元放送局の『KTRK-TV』のグレッグ・ベイリー記者は「アルトゥーベがマンモス級の左本塁打で試合を締めくくった」と興奮気味に実況し、「望むまでブーイングして!彼は毎回応えるよ」と促している。
地力を見せつけたアストロズ。ワールドシリーズ進出を懸けたリーグ優勝決定戦の対戦相手はボストン・レッドソックスだが、15日に初戦を迎える同シリーズでも、敵地では辛辣な声を浴びせられるのは間違いない。
構成●THE DIGEST編集部
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アストロズは疑惑の渦中にあった。第3戦後の会見で、ホワイトソックスのライアン・テペラが「いろいろやっていた過去がある」と発言。球団史上初の世界一に輝いた2017年から翌18年にかけて行なっていたとされるサイン盗みへの疑惑がふたたび浮上していたのだ。
その影響もあって、第4戦の球場は異様な雰囲気となっていた。いつも以上に本拠地であるホワイトソックス・ファンによるブーイングは声量が増していたのである。
それを象徴したシーンが3回のホゼ・アルトゥーベの第2打席だ。先発左腕のカルロス・ロドンが94.8マイル(約152.5キロ)の速球が相手打者の左肩に直撃。思わず痛がる"小さな巨人"に対し、スタンドからは「よくやったぞ」とばかりに歓声を上げた。
だが、2017年のアメリカン・リーグMVPに輝いた男は、その意地で敵ファンを黙らせる。7対1でリードした9回2死一、二塁の場面で、アルトゥーベは甘く入った初球を強振。ダメ押しの3ランホームランを左翼スタンドに放り込んだのだ。
逆風が吹き荒れたなかでの圧巻の一撃には多くのメディアやファンが反応。米スポーツ専門局『ESPN』のエンリケ・ロハス記者は、「ブーイングを黙らせる素晴らしい方法だ!」と発信。また、地元放送局の『KTRK-TV』のグレッグ・ベイリー記者は「アルトゥーベがマンモス級の左本塁打で試合を締めくくった」と興奮気味に実況し、「望むまでブーイングして!彼は毎回応えるよ」と促している。
地力を見せつけたアストロズ。ワールドシリーズ進出を懸けたリーグ優勝決定戦の対戦相手はボストン・レッドソックスだが、15日に初戦を迎える同シリーズでも、敵地では辛辣な声を浴びせられるのは間違いない。
構成●THE DIGEST編集部
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